デポにおける作業環境整備

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デポにおける作業環境整備

国全体で少子高齢化や労働力不足が進む中、特に物流業界においては働き手にかかる肉体的負担の大きさから従事可能な人が限られ、一層の影響を受けています。

ユーピーアールは各地のお客様にレンタルパレットを迅速・効率的にご提供するため、全国各地のデポ(物流拠点)でパレットの保管・メンテナンスなどを行っており、当社においてもこの問題と無関係ではありません。

1枚20kgほども重量があるパレットを持続的にメンテナンスする上で、作業者の負担軽減に取り組む必要があります。
当社デポでは、働き手の肉体的負担を軽減させ、生産性を向上させる機器を導入し、現場環境の改善および年齢・性別を問わない労働力の確保に取り組んでいます。

  

デポにおける環境対応については、「環境に配慮したデポ運営を目指して」でご紹介しています。

uprデポ構内 パレット保管の様子(upr市原デポ)

クランプリフト

デポではフォークリフトを使ってパレットを移動させ、積み重ねて保管しています。

当社の市原デポでは、パレットの移送に使う一般的なフォークリフト(下の写真左)のほか、「全回転パレットフォーククランプ」というフォークリフト(同右)も導入して使い分け、パレットを清掃する際に1枚1枚持ち上げる作業負担を軽減しています。

デポ内作業では積み重ねた一番下のパレットの差込口にフォークを刺し、複数枚まとめて移動。

両端のフォークで積み重ねた一番上と下のパレットを挟み込み、回転させて向きを変えることが可能。

選別機

当社の市原デポでは肉体的負担をかけずにスムーズなパレットの検品・洗浄作業を行うため、「選別機」を導入しています。

作業者の筋力に関わらず作業が可能になり、当デポにおいては機器導入後に女性従業員を採用することができました。

選別機(全景の一部)。写真両端の外側にもベルトコンベアのラインが広がる。