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ピッキングとは?【物流基礎知識】

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出荷指示に基づき、必要な商品を必要な数だけ、在庫から選び出すことがピッキングです。もともとは人手で行ってきた作業でしたが、物流センターの核となるもののため、物流改善への近道としてさまざまなシステムが出てきました、

ピッキングとは?

1オーダー単位または1店舗のピッキングを行う「シングルピッキング」、複数オーダーや複数店舗の荷物を対象とした「マルチピッキング」、総数やまとまった数量の「トータルピッキング」に分類されます。

品物の形状、寸法、重量、品などの条件と自動化レベルにより、さまざまな手法があり、パレット単位の保管では自動倉庫システムを導入するケースがあります。ケース保管でケース単位やピース単位のピッキングの場合はミニロードシステムや回転ラックなどを使うこともあります。

またAmazonのフルフィルメントセンターでは、「Kivaシステム」というオレンジ色のロボットがピッキングステーションまで棚(ラック)を自動搬送して、人の動線を最小限に留められることで話題を呼び、日本では日立製作所が同様のロボットを開発、中国メーカーも参入しています。

ピッキングは一筆書きのように、必要なロケーションまでひとりの作業員が動くタイプと、エリアを数カ所に区切り、複数でピッキングを行った後で荷合わせを行うタイプがあります。ピッキングした商品の搬送には、台車(カゴ車、カートラック)、ピッキングカートなどで検品エリアまで移動するか、
センター内に設置されたコンベヤに載せ、自動搬送することもあります。

ピッキングの生産性

では、人手によるピッキングの生産性はどの程度が理想的なのでしょうか。商品ピックにかかる時間を3秒、台車などに置いたオリコンなどへの商品投入を3秒とすると、合計6秒です。これを人時生産性で計算してみましょう。3600秒に6を割ると600ピックMH(マンアワー)、つまり1時間あたり600個の商品をピッキングすることが可能となります。実際はロケーションの移動時間もかかるため、机上の論理ではありますが。

この数値に近づくため、庫内には商品投入のためのオリコンがコンベヤで流れてくるなど、半自動化が必要となります。

どのようなピッキングシステム方法があるのか

ピッキングシステムには次のような方法があります。

(1)リストピッキング
最も基本的なピッキング方法です。ピッキングリストに記載されている商品名と数量を確認し、保管エリアから商品を探してくるもの。最も基本的なピッキングとして、低コストで運営ができますが、正確さ、作業スピードはすべて作業者に依存することになります。

(2)デジタルピッキングシステム(DPS)
デジタル表示器を活用したシステムです。表示器のランプが点灯したエリアまで移動し、表示された数量分、商品を取り出します。商品知識がない作業者でも、正確でスピーディーなピッキング作業が実現します。表示器は大多数の棚に取り付けができ、保管環境に合わせた棚をピッキングシステムにすることができます。

(3)バーコード
出荷指示情報がバーコード化されたピッキングリストをハンディターミナルで読み取ると、データの指示に従い、ピッキング作業を行います。別の商品を読みこんだ際は、エラー音やバイブ等で通知されるため、ピッキングミスの減少、作業効率も上がります。
ハンディターミナルは常に携帯する必要があり、片手がふさがれてしまいます。そこでハンディの代わりにタブレットをピッキングカートに装着すれば、ハンズフリーの効率よいピッキング作業が行うことができます。
指先に装着するウェアラブルタイプのバーコードリーダや、iPhoneやiPod touchを活用してバーコードを読み取りが可能なシステムも製品化されています。

(4)RFID
RFIDとは、電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムです。バーコードでの運用では、レーザなどでタグを1枚1枚スキャンするのに対し、RFIDは電波でタグを複数一気にスキャンすることができます。電波が届く範囲であれば、タグが遠くにあっても読み取りが可能です。
商品の保管されている棚に、RFタグが搭載されている商品内容を表示した品番表を取り付け、作業者が商品を取ろうと棚間口に手を近づけるとRFタグを読み取り、正しい商品かチェックすることができます。

ロケーション管理って何?

商品を保管されている棚に番地=ロケーション番号を割り振り、商品を探しやすくすることをロケーション管理といいます。固定ロケーションとフリーロケーションという2つの管理方法があります

(1)固定ロケーション
決められた場所に決められた商品を保管する方法です。 商品毎に保管する場所を決めることで、熟練した作業者はどこに何が保管されているのか、管理ができます。

(2)フリーロケーション
倉庫の空いたスペースに在庫を保管方法です。システム化された在庫管理が条件となります。本などの小物を保管する軽量ラックでの管理に適していて、保管スペースを効率的、有効的に利用することが出来ます。 複数の場所から同一商品が見つかるので商品を探し出すのに、固定ロケーションよりも時間がかかります。

保管機器の種類

ピッキングには保管効率を上げるための保管機器が使用されています。

(1)中軽量ラック
小物部品、ケース品、ピース品など、さまざまな形状を保管できます。用途に合わせて連結・増設なども容易に行えます。

(2)固定ラック
床に固定して使用する棚のことです。保管商品のサイズに合わせて組み込み、取り外しが出来るものが多く、空間の有効活用が出来ます。

(3)移動ラック
電動台車上に設置されたパレットラックが独立して動きます。フォークリフト用通路が1列で済むため、固定棚に比べて倉庫の保管効率が大幅に向上します。ボタンを押すだけで棚が移動し、通路の開閉ができるため、操作も簡単です。

(4)垂直回転ラック
天井空間を有効利用する垂直回転棚です。常に一定の高さを確保でき、省力化に大きく貢献します。ホコリなどから保管物を守れるため、部品や半製品、書類の他に食器や薬品等の保管が可能です。

(5)傾斜式流動棚
商品を保管する台を背面から前面にかけて傾斜を付けたラックです。商品を補充は背面から、ピッキングする際は前面より取り出すことができるため、先入先出も実現します。

記事まとめ

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