物流コラム

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インフラとは【物流用語】

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インフラとは

インフラ(Infrastructure)とは、日々の生活を支える社会基盤のこと。公共施設、ガス・水道、電話・電気など、生活や産業などの経済活動を営む上で不可欠なものです。デジタルのインフラといえば、電力とネットワークを指すように、それがないと成立しない非常に大切なものです。物流では道路や線路などの公共の交通網のほか、港湾・埠頭、空港、トンネルなどを指します。

国内陸送の基盤となるのが高速道路、中でも東名高速・名神高速道路の役割は大きいです(新東名・新名神を含む)。貨物輸送の約半数は東名・名神を通過するなど、トラック輸送で非常に重要な役割を占める重要なインフラとなります。政府ではそれら高速道路の安定性と効率性をさらに向上させるため、ダブル連結トラックによる省人化、自動隊列走行、物流モーダルコネクトの強化、特大トラック輸送の機動性強化、新東名・新名神の整備促進・機能強化などの実験を行い、トラック輸送における生産性向上を打ち出しています。

高速道路の中継物流拠点も物流インフラとして期待されています。スマートICが設置された新東名・浜松SAに中継物流拠点「コネクトエリア浜松」では、ドライバー交替やヘッド交換により積み荷を交換し、長距離運行を複数のドライバーで中継することが可能となりました。これによりドライバーが日帰りで勤務できるようになり、労働時間短縮、労働負担軽減など、労働環境の改善が期待されています。

近年、首都圏の物流ニーズは湾岸部等から内陸部へ広がり、環状ネットワークの整備に合わせて大型物流施設が開発されるようになりました。特に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は東名高速・東北道・関越道の結節点として、首都圏を扇型に囲むインフラとして、東日本の物流の大動脈の役割を担っています。交通アクセスの利便性から沿線は大型物流施設に林立するようになった結果、現在では物流施設の開発用地が不足して、開発需要は東京外かく環状道路(外環道)沿線にも拡大しています。

そして、物流自体が社会インフラとして、我々の生活に欠かせない社会基盤となっています。食品、医療機器など、生活に必要なモノの移動によって、私たちの生活が日々成り立っています。そのような重要な産業、インフラでありながら、物流は「あって当たり前」という空気のような存在にもなっていることも事実。物流が注目されるのは、自然災害時のサプライチェーン寸断やドライバー不足など、ネガティブな状況になってからということは残念なことです。

物流の持つ本来の役割は、生産者とそれを必要とする人の間をつなぐこと。保管、流通加工、輸配送などの機能を組み合わせる質の高い物流こそが、我々の生活が豊かにできるインフラのひとつとなります。