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入荷とは 【物流用語】

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入荷とは?

「入荷」とは、荷物が他の出荷元から受け入れ側の物流施設などの敷地に到着することを指します。
トラックから荷下ろしを行い、フォークリフトなどで荷物が受付けられます。その後、数量と伝票の照合を行い、検品で間違いがなければ庫内に格納・保管されていきますが、その時点で「入庫」という作業に変わります。

また、入荷は受け入れ作業が伴うこともあるため、「荷受」 と同義語で用いられることもあります。

入荷と入庫の違いとは?

入荷は届けられた荷物を受け取ること、入庫は倉庫内に荷物を入れることを指します。
入荷の段階では、倉庫に商品を受け入れる作業となるため、在庫として計上されません。

物流以外の小売業の店舗の場合では商品を入荷したら即、店内の店頭に陳列するケースも多くあります。この場合、入荷が入庫を兼ねているケースとなります。

入荷検品について解説

入荷検品とは、入荷時に入荷予定の商品と現物の内容に差異がないか検査を行う作業を指します。

入荷検品を行うことによって、商品間違いや伝票に記載された数量と実際に送られてきた荷物の数量が異なる場合、汚損・破損していることも目視で確認することができます。

受け入れ側の物流センターにWMS(倉庫管理システム)を導入することで、物流センターの作業管理と在庫管理の紐づけができるため、発注書と入荷内容が一致しているか瞬時に確認できます。問題がなければ荷物をWMSの指示に従いロケーションに保管して、在庫として出荷に備えます。

正確な入荷検品は非常に重要です。データ上の在庫数に差異があった場合、注文通りに出荷することができず、その後の全行程に影響を及ぼしてしまいます。数量のほか、品番やサイズ、色の間違いなどもよくあります。もし、間違った商品を出荷してしまった場合、返品や再送などで届け先にも迷惑がかかり、販売機会の損失となりかねません。

そのためにも入口となる入荷検品は、物流品質を保つために重要な作業といえます。

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入荷作業の効率化をするためには?

(1)整理、整頓、清掃

トヨタ式カイゼンでは「5S」という言葉がよく使われます。整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字のSから派生されたもので、工場や物流現場でもよく使われています。

その中、入荷作業に欠かせないのが整理、整頓、清掃のフェーズです。倉庫内の整理整頓を徹底し、スムーズに作業できるように導線を整える必要があります。

荷物が入荷後にどのような手順で、どのように商品を管理するか、具体的な流れを洗い出していき、作業の最適化に結びつくように庫内を整理していきます。効率的な導線を確保することで、作業スピードの向上とミスの防止にもつながります。

(2)ロケーションを最適化

入荷頻度、出荷頻度に応じた保管場所も考慮するとよいでしょう。その際、季節によって山がある商品や一時期しか入荷しない商品がある場合は、フリーロケーションで保管していくのもよいでしょう。

(3)作業を平準化

物流作業は属人化しているとよく言われます。担当スタッフだけが把握しているため、休みの場合はてんてこ舞い・・・ということもあること。そこで、ベテラン、新人問わず、誰もが一定作業をこなすことができるように作業の平準化が必要です。

マニュアルを作成して、ルーティンワークはマニュアル化、迷ったときもマニュアルを参照するだけで解決できるようになれば、作業生産性も向上し、新人や繁忙期に応援に駆けつけたスタッフもベテラン並の作業が可能となります。

まとめ

入荷検品は昔の関所のようなものです。交通の要所に設置された検問場所として、発注通りの貨物が届いたのかを見極める必要があります。逆にいうなら、関所で“防御”できなかった貨物があることで、庫内全体に悪影響をもたらし、お客様にもご迷惑をかけてしまう事態も発生します。

バーコードによる入荷検品も進みましたが、RFID(Radio Frequency IDentification)を全商品に装着することで、ゲートアンテナでの一括読み取りで検品レスも可能となります。

一度ご検討されてはいかがでしょうか。

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