物流の2024年問題対応で注目!レンタルパレットの様々な利用方法をご紹介 | 物流機器・輸送機器のレンタル | upr

物流の2024年問題対応で注目!レンタルパレットの様々な利用方法をご紹介

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パレット輸送イメージ

はじめに

物流の現場では、運搬、保管、荷役作業にパレットを活用する企業が増えています。自社でパレットを保有する場合、保管スペースの確保が必要になります。さらに、1枚あたり数千円もするパレットを数百枚単位で紛失するケースも少なくはありません。紛失したパレットを補充するために、追加で費用が発生してしまいます。このような状況において、必要な時に必要な量だけを利用でき、保管の必要がないレンタルパレットは、効果的な解決策です。この記事では、レンタルパレットの様々な利用方法をご紹介します。

ユーピーアールのレンタルパレットについてはこちらをご覧ください。

 

保管用パレットの一時的な不足に「スポットレンタル」

スポットレンタルのイメージ

パレットのスポットレンタルは、荷物の保管で一時的にパレットが不足した際に、パレットを必要な数量だけ、短期間でレンタルできる方法です。自社で新たにパレットを購入する必要がないため、コスト効率が良く、資源の無駄遣いを防ぐことができます。また、短期間のプロジェクトや季節による需要の変動(季節波動)に柔軟に対応することができるため、多くの企業にとって利便性の高い選択肢となっています。レンタル期間や数量、配送の条件等を事前に確認し、計画的に利用することが重要です。

 

荷物をパレットに載せて輸送する「一貫パレチゼーションシステム」

一貫パレチゼーションシステムとは、荷物を積み替えずに1枚のパレットで輸送し、パレットが不要になった場所の近隣デポに返却する輸送型のレンタル方法です。レンタカーの乗り捨てと似たイメージです。

このシステムは、従来のように各社でパレットを用意し積み替える必要がなく、輸送における時間効率や労力削減につながるため、物流の2024年問題に対する有効な解決策とされています。その影響もあり、近年ではパレットでの輸送を運送会社から希望されるケースや、納品先がパレット納品を指定しているケースがあります。

自社パレットによるパレット輸送では、目的地へ輸送後、パレットを発送元まで回収する必要があり、回収のための運送費用等、追加コストが発生します。レンタルパレットであれば、納品先の最寄りデポに返却できるため、回収にかかる費用を低く抑えることが可能です。

レンタルパレットによる「一貫パレチゼーションシステム」では、以下のような運用方法も実現できます。

振替方式システム

振替方式システムとは、入出庫に応じて各拠点のパレット在庫を振り替えた際、在庫とともにレンタル料金の負担も振り替える方式です。振り替えをすることにより、責任所在と利用料金の明確化を図ることができます。

振替方式システム

例えば、上記の図ではA社・B社・C社の負担は以下のようになります。

  • A社:uprデポからパレットをレンタルし、工場にパレット在庫がある期間
  • B社:営業倉庫にパレット在庫がある期間
  • C社:配送センターに入庫してから、uprデポへパレットを返却するまでの期間

共同利用・共同回収システム

共同利用・共同回収システムとは、メーカー各社に供給したパレットを着荷主を回収拠点として、複数メーカーご利用分をまとめて回収する仕組みです。業界単位や同じ卸・流通拠点を利用する企業間で共通のレンタルパレットを利用することにより、効率的なパレット輸送を実現します。

共同利用・共同回収システム

特に小売りの卸・流通拠点には多くの企業から自社パレットやレンタルパレット等、様々なタイプのパレットが納入されています。この状況では卸・流通拠点でのパレット管理が非常に煩雑になってしまう上、回収されるまで各パレットを保管しておくために広大なスペースが必要になります。また、パレットを回収したくても1車両分の数量がなかなか溜まらないため、少量でパレットを回収するケースもあり、余計な回収コストを発生させてしまいます。

業界単位や同じ卸・流通拠点を利用する企業間で、共通のパレットをレンタルした共同利用・共同回収システムの導入により、卸・流通拠点に同じパレットが納入されるようになるため、管理が容易になります。また、納品先では1車両分のパレットが集まりやすくなるため、回収効率が向上します。これにより、卸・流通拠点で回収待ちのパレットを長期間保管する必要がなくなります。さらに、レンタルパレットは最寄りのuprデポへ返却するだけのため、回収コストの削減にもつながります。

 

物流合理化と効率化を実現する「パレットプールシステム(PPS)」

パレットプールシステム(PPS)は、様々な企業がレンタルパレットによる一貫パレチゼーションシステムを採用することで、同一のパレットをより多くのユーザーで相互に循環利用することです。

パレットプールシステム(PPS)のイメージ

A社がX地点までパレット輸送を行い、uprデポに返却します。次に、このパレットをB社がレンタルしY地点までパレット輸送を行い、uprデポに返却します。さらに、C社がレンタルし、Z地点までパレット輸送を行い、uprデポに返却します。

このように複数の企業でパレットをレンタルし輸送を行うことで、同一のパレットの循環利用が実現します。パレットプールシステム(PPS)は、一貫パレチゼーションよりもさらに物流合理化と効率化を実現します。

 

まとめ

本記事では、「スポットレンタル」「一貫パレチゼーションシステム」「パレットプールシステム(PPS)」といった、物流の2024年問題にも対応しつつ、物流効率化とコスト削減に貢献するレンタルパレットの利用方法を紹介しました。これらのシステムは、企業が物流プロセスを最適化し、経済的な運営を実現するための鍵となります。

課題解決の中で挙げたパレットのレンタルサービスは当社の強みです。豊富なサイズとパレット数をご用意しています。

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