11月12日は何の日?「パレットの日」について解説
Contents

パレットは物流の様々なシーンで利用されています。
倉庫内で保管している荷物の移動だけではなく、パレットに積み付けた状態でトラックに積載することで、トラックからの荷物の積み下ろし時間を各段に削減することが可能です。
また、「物流の2024年問題」によりドライバーの労働時間が制限され、人手不足が深刻化する中、高齢化による就労人口の減少も進んでいます。このような状況下で、パレットを活用した省人化と作業効率の向上が、より一層注目されています。
パレットの標準規格
日本では、道路や路線の幅が規定されており、それに伴いトラックや貨物列車、コンテナの積載スペースの最大平方寸法も決まっています。この制約のもと、効率的に荷物を積載するため、パレットのサイズは主に11型・12型が利用されています。
また、2012年度のアジアパレットシステム連盟総会において、パレットの11型・12型が標準規格として定められ、その普及を促進する目的で、11月12日が「パレットの日」に制定されました。
パレットの日とは?
2012年以前は、日本パレット協会が2007年度に8月10日を「パレットの日」(※パ(8)レット(10)の語呂合わせ)として自主制定し、物流用パレットのPR活動に活用していました。
しかし、2012年度にアジアパレットシステム連盟が、11型パレット(1,100mmx1,100mm)と12型パレット(1,000mmx1,200mm)をアジア共通の規格パレットに定めたのです。これに伴い、11型ならびに12型の普及を促進する目的で、数字にちなんだ11月12日を新たな「パレットの日」と定めました。
当社では、日本国内だけでなくアジア全体の物流を視野に入れて、パレットレンタル事業を展開しています。これは、総合物流施策大綱に掲げられた以下の目標の実現に貢献するためです。
- 物流DXや物流標準化の推進によるサプライチェーン全体の徹底した最適化(簡素で滑らかな物流の実現)
- 労働力不足対策と物流構造改革の推進(担い手にやさしい物流の実現)
- 強靱で持続可能な物流ネットワークの構築(強くてしなやかな物流の実現)
これらの課題に対応し、より効率的で持続可能な物流の実現を目指しています。
アジアパレットシステム連盟加盟国
アジアパレットシステム連盟の加盟国は、以下の通りです。
- 日本
- 中国
- 韓国
- フィリピン
- マレーシア
- インドネシア
- タイ
- ベトナム
- ミャンマー
- インド
 
ユーピーアールの海外事業
当社は、2011年にシンガポールに現地法人を設立して以来、タイ、マレーシア、ベトナムでも現地法人を設立しASEAN諸国でのパレットレンタル事業を積極的に展開し、日本品質のサービスを提供することで、幅広いお客様にご支持いただいています。レンタルでは、日本やシンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムでレンタルしたパレットを、パレット着地で返却することが可能です。パレットを共同で繰り返し使うことにより、パレットの廃棄、製造枚数が低減し、C02削減に寄与します。さらに、ご利用条件によりワンウェイパレットよりも低コストになる場合があります。
それぞれの国内でのご利用も可能ですので、お気軽にご相談ください。
物流機器・輸送機器のレンタル | upr > お知らせ > 物流 > 11月12日は何の日?「パレットの日」について解説