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RORO船とは?特徴やメリット・デメリットを解説【物流用語】

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RORO船とは?

RORO船とは、トラックやトレーラーが自走で船に乗り込み、貨物を積載したまま運搬できる貨物用の船舶を指します。港ではフォークリフトを用いて岸壁から船舶、船舶から岸壁に積み下ろしを行うことも可能です。
その際、船舶と岸壁に渡されたランプウェーを通り、船尾、船側に設けられた舷門から貨物の積み下ろしを行います。
RORO船の対義語はLOLO船で、Lift On/Lift Off Shipの通り、クレーンを用いて貨物を積み下ろしする貨物用の船舶のことをいいます。RORO船でも全ての荷役をRORO方式で行なうとは限らず、甲板上にコンテナを搭載する場合にはLOLO方式で荷役を行なうことも多くあります。

RORO船の特徴

RORO船は、トラックやトレーラーのままで港から港へ輸送できるため、荷役時間を大幅に短縮することができます。積み替え作業などが不要となり、陸路と海上の複合一貫輸送が可能となります。
納期、安全品質、低コストの実現だけでなく、CO2 排出量を低減するなどの環境負荷軽減輸送など、多岐にわたるニーズを満たすことができます。旧来の貨物船は船に搭載されたクレーンで船倉に運びいれ、船倉内で人力による積みつけ、かつ固定が必要であったため、荷役には莫大な人手が必要でした。
RORO船は岸壁とトレーラーヘッドさえあれば、クレーンが未整備の小港湾でも荷役が可能となり、コンテナより迅速な荷役が可能となります。
近年、日本・韓国間などの近距離国際海運においても、トレーラー輸送のための国際間の法整備がされ、RORO船による定期航路が開設されるようになりました。また、RORO船は走行速度がコンテナ船より速いことも特徴で、目的地までの所要時間が短いため、生鮮食品や付加価値のある荷物の輸送に適しています。新造船の「いずみ丸」(内海造船)は全長165m、総トン数約1万3038tも及び、航海速力は約 21ノットに及びます。
RORO船とコンテナ船の両方の機能を合わせ持つのが「ConRO船」7です。上部甲板にはコンテナ、下部甲板にはトレーラーを積載できる仕組みとなっています。

RORO船のメリット・デメリット

メリット

RORO船は港から港までの国際貨物の輸送手段、国内貨物輸送の有用な手段としても利用されてきました。国内の海上輸送される貨物の大多数は、RORO船またはフェリーで運ばれています。
RORO船の最大のメリットはトレーラーが自走で船内に乗り降りできることです。フォークリフトなどを使うコンテナ船に比べて簡単、安全に荷役ができます。また、クレーンでのコンテナ積み下ろしよりも時間が短縮され、クレーンなどの設備がない港においても、迅速な荷役が可能となります。
RORO船は海に近いエリアの物流コスト削減に寄与する輸送方法であり、大規模災害発生時には緊急時にも活躍しています。陸上輸送と比べると、大量輸送、定時性の確保、環境への低負荷等のメリットがあります。

デメリット

RORO船は陸上輸送に比べ、リードタイムがかかります。トレーラシャーシやトラックごと運搬する場合、重量がかさむことからコンテナだけを運ぶ場合に比べると、どうしても積載効率は低下してしまいます。また、海上でのトラックは自走しないため、車両としての稼働率は低くなります。
多くのRORO船では船尾及び船首にランプウェーを備えていますが、ランプウェーの強度の問題で重量制限が生じることもあります。

まとめ

RORO船は車を海上で運ぶことからフェリーに似ていますが、フェリーは旅客専門で誰でも利用できる船舶であるのに対し、RORO船は貨物や貨物自動車が利用する船舶となり、客室は設けていません。ドライバーに限り、少数の乗船は可能です。
陸上輸送から海上輸送へモーダルシフトは、持続可能で効率的な物流網の構築を目指し、政府ではRORO船の利用を働きかけています。特に近年は人材不足への対応策として、海上輸送と陸上輸送の垣根を越えて一体化する輸送が求められるようになりました。
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