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パレット輸送化に必要なコストは?初期費用から維持費用まで、徹底解説!

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物流コスト

パレット輸送化に必要なコストは?

パレット輸送化は、物流の効率化を図る有効な手段です。これにより、荷物の積み下ろし時間の短縮、輸送時の荷物破損リスクの低減、作業員の負担軽減等が期待できます。しかし、パレット輸送化には、様々な初期費用や維持費用が発生するため、コスト面での検討が欠かせません。本記事では、パレット輸送に必要な初期費用と運用に必要な維持費用の種類について紹介します。さらに、パレットを自社で購入する場合と、レンタルする場合のコスト比較を行い、パレット輸送化が企業の物流コスト削減にどのように貢献するかを解説します。

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パレット輸送を行う際に必要な初期費用と維持費用

パレット輸送は、効率的な物流を実現するために広く採用されている手段の1つです。ここでは、パレット輸送を開始する際に必要な初期費用と、継続的に発生する維持費用について、詳しく解説します。

初期費用

パレット輸送を開始するにあたり、最初に必要な投資です。

パレット購入費用

パレットをレンタルではなく自社で購入して利用する場合に必要な費用のことです。木製やプラスチック製等、選択するパレットの種類によって費用が変わります。すべて自社パレットで賄う場合、需要ピークに合わせた枚数を保有しておくことが必要です。

設備投資

パレットに荷物を積載するためのパレタイザーや、積載した荷物を倉庫内で効率的に保管するラック、運搬用のフォークリフト等の設備投資が必要です。

物流システム導入費用

受注管理、在庫管理、輸送管理を効率化するための物流システムの導入には、一定の費用がかかります。

訓練費用

従業員に対する物流システムの操作訓練や、フォークリフトの講習費用が発生します。

維持費用

パレット輸送の運用には、以下のような定期的な経費が発生します。

梱包資材費用

商品を保護するために必要なストレッチフィルム等の梱包材の購入費です。

パレット保管費

利用しない時期にパレットを保管するためのスペース等にかかる費用です。

メンテナンス費

利用後のパレットの清掃や補修にかかる費用です。

パレット回収費

空になったパレットを発送元まで回収するための輸送費用です。特に長距離輸送の場合や複数地点に分散している場合、このコストは顕著です。

廃棄費

利用できなくなったパレットの処分費用です。

パレット補充費用

パレットを廃棄・紛失した場合、パレットを補充する必要があります。

システム利用料

物流管理システムの維持・更新にかかる費用です。

 

パレット輸送のコスト効率

上記を見ると、パレットを利用しないバラ輸送に比べ、多くのコストが発生しているように見えます。確かに、バラ積みを継続した場合、パレット購入費用やパレタイザー等の設備投資は発生しません。

しかし、バラ積みでの輸送を継続する場合、今後は積込料や取卸料、待機時間料等、運賃とは別建てで請求されるコストが発生する可能性があります。また、ドライバー人口の減少が予想され、労働環境の改善を試みている運送会社が増えていることから、バラ積みでの輸送が敬遠され、いざというときに運べなくなるリスクもあるのです。そのため、パレット輸送に切り替えることで、新たなコストが発生するものの、将来予想されるバラ積み継続の追加コストやリスクを回避できます。

特に、大型投資を伴う場合は、発生するコストとリスクを慎重に比較し、経営視点で最適な判断をすることが必要です。

パレット輸送のコスト効率イメージ

 

レンタルパレットの場合の初期費用と維持費用

前述では、自社でパレットを購入した場合のコスト構成を紹介しました。ここでは、レンタルパレットを利用する場合のコスト構成について紹介します。

レンタルパレットに必要な初期費用

レンタルパレットの場合、購入時と同様に物流システム導入費用・訓練費用は発生します。そのほかは、契約に基づく初回レンタル料が発生する程度です。

レンタルパレットに必要な維持費用

パレットのレンタル料金

パレットをレンタルするための定期的な料金です。パレットの種類や枚数、レンタル期間に応じて変動します。

回収・返却費

利用済みパレットの回収や返却に関わる輸送費です。最寄りのデポに返却いただくため、自社パレットを利用する場合と比較してコストを低く抑えられます。

損害・紛失費

レンタルパレットが損傷・紛失した場合に発生する費用です。

梱包資材費用

商品を保護するために必要なストレッチフィルム等の梱包材の購入費です。

システム利用料

物流管理システムの維持・更新にかかる費用です。

 

自社パレットとレンタルパレットは、どちらが良い?

自社パレットで運用する場合、パレットの回収と再利用の管理が必要となり、運賃に加えて、物流計画の策定や調整にかかる労力とコストも考慮しなければなりません。自社で管理する場合のメリットは、パレットのフルコントロールが可能であり、長期的なコスト削減が見込めることです。しかし、短期的には回収システムの構築や管理に多くのコストと労力がかかります。

一方、レンタルパレットを利用すれば、パレットの管理や保管の負担を減らすことができますが、長期的にはレンタル料が継続的に発生します。また、レンタルパレットの場合も購入の場合と同様に、パレットの回収・返却に関する費用が発生しますが、レンタルパレットの場合、最寄りのデポに返却する仕組みがあるため、自社パレットと比較しコストを抑えやすい点が特長です。

最終的に、自社パレットとレンタルパレットのどちらを選択するかは、企業の運用効率、コスト管理、および物流戦略に基づいて検討する必要があります。どちらの方法もメリットとデメリットがあるため、企業の具体的なニーズに最も適した選択をすることが重要です。

 

まとめ

パレット輸送は、物流効率化に不可欠なシステムであり、その導入と運用には初期費用と維持費用が伴います。初期費用にはパレット購入、物流システム導入、設備投資、および訓練費用が含まれ、これらは自社でパレットを管理する場合に必要です。これらの費用は、選択するパレットの種類や導入設備によって金額は大きく変動します。一方、維持費用には梱包材料費、パレット保管費、メンテナンス費、回収費、廃棄費、補充費、システム利用料等が含まれ、これらは運用を続ける上で継続的に発生するコストです。

自社パレットとレンタルパレットの選択は、企業の運用効率、コスト管理、物流戦略に基づいて慎重に判断する必要があり、両方にメリットやデメリットが存在します。自社パレットはフルコントロールが可能ですが、回収システムの構築や管理にコストと労力がかかります。一方、レンタルパレットは管理の手間が少なく、初期費用を抑えられますが、長期的にはレンタル料が継続的に発生するのです。そのため、将来のコストやリスクを見据えた経営視点からの判断が求められます。

ユーピーアールでは、パレットのレンタルおよび販売を行っています。お客様の物流現場の詳細をヒアリングした上で、すみやかにコスト試算を実施するため、パレット輸送化をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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