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モーダルシフトとは

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モーダルシフトとはトラックドライバー不足がさまざまなメディアで話題となっていますが、トラックを使った長距離幹線貨物輸送の代替として大きな期待を集めているのが「モーダルシフト」です。加えて、海運(船舶)や鉄道を輸送手段とすることで、トラック輸送よりもCO2の少ない方法で運ぼうというのがモーダルシフトの考え方。ドライバー不足対応と地球環境にやさしい輸送が実現します。

モーダルシフトの目的と背景

サプライチェーン全体での環境負荷の低減を目指し、国土交通省(当時の運輸省)では1991年からモーダルシフトの取組みに着手しています。温室効果ガスの排出削減、流通業務の省力化を狙いとされ、現在では物流関連支援事業の柱としても、鉄道、船舶を活用したモーダルシフトが取り上げられています。

トラックドライバー不足問題をはじめ、環境負荷低減が多くの企業で社会的責任(CSR)と位置付けられるようになるなど、改めてモーダルシフトが注目を集めるようになりました。また近年、多発する自然災害発生後の輸送受け皿としても貢献しています。

モーダルシフトのメリット

国土交通省の発表によると、1トンの貨物を1km運ぶ(1トンキロ)際に排出されるCO2の量をみると、トラック(営業用貨物車)が240gであるのに対し、鉄道は21g(約1/11)、船舶は39g(約1/6)と大幅な削減が見込めます。また輸送量に対し、トラック台数やドライバーが少人数でまかなえるようになり、ドライバー不足にも対応します。

モーダルシフトのデメリット

物流は時間との勝負です。トラック輸送からモーダルシフトに切り替えることで、リードタイムが長くなり、特に生鮮食料品など”足が速い”貨物は導入が難しいケースも。鉄道、船舶ともコンテナサイズに合わせた荷づくりが必要となり、コンテナの規格サイズを超える貨物を運ぶことができないなど、輸送する上での制約条件も考慮しないといけません。

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まとめ

鉄道を使ったモーダルシフトは、輸送距離の目安として1000km以上となっていましたが、近年は500kmや、それ以下の300kmといった中距離輸送でのモーダルシフトの事例も増加してきました。地球環境にもやさしく、ドライバー不足の課題にも対応できる手段としてもモーダルシフトは今後さらに注目されていくことでしょう。

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