ピッキングリストとは【物流用語】
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ピッキングリストとは
ピッキングリストとは、ピッキング作業を行う際に用いる指示書を指します。通常、WMS(倉庫管理システム)から出力される出荷指示書であり、ピッキングする商品が保管されているロケーションや商品コード、ピッキング数量等の情報が記載されています。
従来、作業員はピッキング完了後にリストの該当項目に線を引く等して作業の「終了」を確認していました。しかし、近年ではピッキングリストと商品に付いているバーコードを照合するシステムの導入が進んでいます。
かつては紙に印刷されたピッキングリストが主流でしたが、現在ではピッキングリストもデジタル化することが可能です。バーコードをハンディターミナルで読み取り、画面上に表示される指示に従ってピッキングを行うことで、効率的な作業が実現します。摘み取った商品のバーコードを読み取る際に、誤った商品を取った場合はアラートが発生するため、作業員への注意喚起と誤出荷の防止にもつながるのです。
また、商品と同梱する「納品書」とピッキングリストを兼ねた帳票を利用するケースもあり、検品や梱包時の取り揃え作業の効率向上が期待できます。国土交通省も、物流現場で多くの紙を利用している現状を踏まえ、ピッキングリストのペーパーレス化を推進しており、今後はタブレット端末等を用いた業務のデジタル化がさらに進むとみられています。
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