ロジスティックオペレーション資格について【物流用語】
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ロジスティックスオペレーション資格とは
ロジスティクス・オペレーション資格とは、厚生労働省が定める職業能力評価基準に準拠した「ビジネス・キャリア検定試験」のうち、ロジスティクス分野に特化した資格試験です。試験の主催は、中央職業能力開発協会(JAVADA)が行っています。
本試験は、日本の物流業界において唯一の公的資格試験です。ロジスティクス業務を、物流センター内で荷役・保管、流通加工・包装、輸配送管理業務の「ロジスティクス・オペレーション」、ロジスティクス企画、生産・販売計画・在庫状況等を調整する需給管理、注文状況等の「ロジスティクス管理」の2つに分類しています。
ロジスティクス・オペレーション資格試験では、物流の概念と物流管理、在庫管理、物流システム管理、物流コスト管理、物流情報システム等が出題範囲となります。学習方法としては、標準テキストを用いた自学自習や民間教育機関の通学・通信講座による学習も可能です。また、過去の問題例は「中央職業能力開発協会(JAVADA)」のウェブサイトから確認することができます。
ロジスティックスオペレーション資格の詳細
ロジスティクス・オペレーション資格は、3級と2級に分けられ、3級は係長・リーダー相当職の実務経験3年程度の方が対象者となり、物流現場担当者として上司の指示・助言を踏まえながら、自ら問題意識を持ち、定例的業務を確実に遂行できる人が想定されています。また、2級は課長・マネージャー相当職の実務経験5年程度で、グループやチームの中心メンバーとして、創意工夫を凝らし、自主的な判断・改善・提案を行うことができる人が想定されています。
3級試験は4択(受験料6,200円)、2級試験は5択(同7,700円)からのマークシート方式で、各4問出題され、受験資格は設けられていないため、スキルや知識に応じて、年2回・お好きな級から受験が可能です。
ロジスティクス分野では、「ロジスティクス・オペレーション」「ロジスティクス管理」のほか、学生や就職希望者を対象とした「ロジスティクスBASIC級」(後期のみ/3,300円)、部門長・ディレクター相当職の「ロジスティクス1級」(前期のみ/11,000円)も設定されています。
ロジスティクス・オペレーション資格は、職務に必要な専門知識の向上とスキルアップに最適な資格です。そのため、受験者数は毎年増加しています。企業においては、社内の専門知識共通化と知識レベルの向上のほか、試験結果を従業員の昇進・昇格要件とすることや名刺に記載するメリットもあります。
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