ロジスティックオペレーション資格について【物流用語】
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ロジスティックオペレーションとは
ロジスティクス・オペレーション資格とは、厚生労働省が定めた職業能力評価基準に準拠した「ビジネス・キャリア検定試験」のロジスティクス分野に特化した資格試験です。主催は中央職業能力開発協会(JAVADA)。
ロジスティクス分野では物流センター内で荷役・保管、流通加工・包装、輸配送管理業務の「ロジスティクス・オペレーション」、ロジスティクス企画、生産・販売計画・在庫状況等を調整する需給管理、注文状況等の「ロジスティクス管理」に分けられ、物流業界唯一の公的な資格試験となります。
ロジスティクス・オペレーションは、物流の概念と物流管理、在庫管理、物流システム管理、物流コスト管理、物流情報システムなどが適用範囲となります。標準テキストによる自学自習や民間教育機関の通学・通信講座による学習もでき、過去問題集はJAVADAのHPからダウンロードできます(https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/business/sample_test_h30l.html)。
ロジスティックオペレーション資格の詳細
ロジスティクス・オペレーションは3級と2級に分けられ、3級は係長・リーダー相当職=実務経験3年程度、物流現場担当者として上司の指示・助言を踏まえながら、自ら問題意識を持ち、定例的業務を確実に遂行できる人を想定。また。2級は課長・マネージャー相当職=実務経験5年程度で、グループやチームの中心メンバーとして、創意工夫を凝らし、自主的な判断・改善・提案を行うことができる人が想定されています。3級試験は4択(受験料6,200円)、2級試験は5択(同7,700円)からのマークシート方式で各40問出題されます。受験資格は設けられていないため、スキルや知識に応じて、年2回・お好きな級から受験が可能です。
ロジスティクス分野では、「ロジスティクス・オペレーション」「ロジスティクス管理」のほか、学生や就職希望者を対象とした「ロジスティクスBASIC級」(後期のみ/3,300円)、部門長・ディレクター相当職の「ロジスティクス1級」(前期のみ/11,000円)も設定されています。
職務に必要な専門知識の向上とスキルアップに最適なため、受験者数は毎年増加しています。社内の専門知識共通化と知識レベルの向上のほか、試験結果を従業員の昇進・昇格要件とすることや名刺に記載するメリットもあります。
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