標準貨物自動車運送約款とは【物流用語】
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陸上運送業者が他者の物品を運送する際に締結する運送契約では、多数の取引を迅速かつ安全に処理するために、契約書のひな形として「運送約款(うんそうやっかん)」が採用されています。
標準貨物自動車運送約款とは
標準貨物自動車運送約款とは、国土交通大臣が定める標準運送約款の1つで、一般貨物自動車運送事業に適用されるものを指します。本約款は、荷主の正当な利益を保護するとともに、事業者が適正な運賃・料金を収受できるよう、取引に関する基本的な事項を定めています。
また、運送の対価である運賃及び運送以外の役務提供に対する「料金」を適正に収受できる環境を整備することを目的として、2017年11月に改正が行われました。
改正ポイントは
- 「運賃」と「料金」の区別を明確化したこと
- 荷主都合により荷待ち時間の対価を「待機時間料」と規定
- 付帯業務の内容を明確化
とルールが変更になった点です。
標準運送約款の種類
国土交通省が定める標準約款には、
- 標準貨物自動車運送約款
- 標準宅配便運送約款
- 標準引越運送約款
- 標準貨物軽自動車運送約款
- 標準貨物軽自動車引越運送約款
- 標準霊きゅう運送約款
- 標準貨物自動車特定信書便運送約款
- 標準貨物軽自動車特定信書便運送約款
等の種類があります。
まとめ
今回の約款改正で、労働者に対する環境是正が図られました。2019年3月には「ホワイト物流」推進運動が開始され、今後はトラックドライバー不足に対応した施策の導入が進むと考えられています。
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