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HACCPに基づく衛生管理をIoTパッケージで運用【IoT活用事例】

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☑このページで紹介している内容はIoTの活用案です。

HACCPとは?科学的根拠に基づく食品の衛生管理手法

HACCP(ハサップ:Hazard Analysis and Critical Control Point)とは、日本語で「危害要因分析重要管理点」といい、食品の危害要因(ハザード)を取り除くための衛生管理手法です。
HACCPは国際的な政府間機関のコーデックス委員会によって1993年に策定され、日本のほかにも米国・EU・カナダ・オーストラリア・韓国などが、HACPP対応を食品関連事業者に義務付けています。
日本では2018年の食品衛生法の改正にともない、令和3年(2021年)6月1日より、すべての食品等事業者に対しHACCPに沿った衛生管理が義務付けられました。

食品が引き起こす健康被害として、O-157やサルモネラ菌などの病原微生物が原因となる食中毒や、残留農薬や抗生物質などの化学物質による食品汚染、金属片やガラス片などの異物混入が挙げられます。
手洗いや食品の衛生的取り扱いといった従来の管理手法だけでは、食品の危害要因を完全に取り除くことはできません。HACCPの目的は、原料の受入から食品の製造・加工・出荷までのすべての工程で、食品の衛生管理を徹底し、消費者に安心安全な食品を届ける点にあります。
とくに重点が置かれるのが、食品の加熱・冷却過程における温度管理と、包装・出荷過程における異物検出です。こうした衛生管理上の重点項目を「重要管理点(CCP)」といい、すべての食品事業者はCCPを遵守する必要があります。

 

想定される課題

2018年に15年ぶりに食品衛生法の改正が公布されました。

改正された食品衛生法では原則としてすべての事業者が、食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するために

「HACCPに基づく衛生管理」

について計画的に衛生管理項目を定めてその通りに実施し、かつ記録・確認をする必要があります。

但し、衛生管理計画と作成しても各現場にいる従業員に内容をしっかりと周知してそれを記録させるには膨大な手間がかかってしまいます。

HACCP法制化対応には以下の様な手間がつきまといます。

  • 従業員が衛生管理項目を意識しづらい(全てを覚えられない)
  • 衛生管理項目を入力するために手書き帳票やパソコン入力等従業員の負荷が上がる
  • 衛生管理項目の実施記録を保存する必要があるため、紙媒体の帳票が各拠点でかさばっていく

といったように、管理計画→実施→記録・確認という流れで発生する運用負荷があがっていくことが考えられます。

ユーピーアールでは、このような内容をIoTで解決することが可能です。

 

HACCP専用IoTパッケージの提供による問題解決


ユーピーアールでは、HACCP法制化の対策でお悩みのお客様にはHACCP専用IoTパッケージ【UPR HACCP】を提供することで解決のお手助けをいたします。

特別な機器を導入することなく、汎用的に流通する機器のみを利用して、特殊な設置工事も不要なIoTパッケージシステムを運営しております。

【UPR HACCP】の導入でのHACCP法制化対策には以下のような特徴があります

  • タブレットやスマホだけで帳票が完成

【UPR HACCP】は全て汎用的な機器でシステムを構成しておりますので、入力に関してもスマートフォンやタブレットでタップするだけで入力完了できます。

また画面上には衛生管理項目が表示されておりますので、従業員への周知のための労力が格段に低減できます。

タップで簡単に入力されたデータはクラウドシステム上で整理されて自動で帳票作成をするので、入力してデータをまとめて、帳票にするために整理する、といった複数ステップの作業であったものが1度の作業(実施項目に沿ってスマートフォン・タブレットをタップ)だけになります。

  • 情報共有が簡単

クラウドシステムで衛生管理項目を管理していますので、店舗で、現場で直接帳票を確認しないと内容がわからない、といったことがありません。

いちいちメモした帳票を報告書にして本部に提出、というような作業をしなくても【UPR HACCP】のアカウントを共有している方なら、インターネット設備があるところであれば世界中で衛生管理の実施状況を確認することが出来ます。

  • 帳票がかさばらない

【UPR HACCP】は全ての項目をクラウド上で管理しているため、紙媒体の資料でエビデンスをいつまでも保管している必要はありません。

衛生管理項目の管理帳票データは全てクラウドサーバ上に保管されています。また、クラウドサーバー上に保管されているデータなので改ざんや盗難・紛失の心配も無くなります。

  • 温度管理も可能

【UPR HACCP】は衛生管理項目の一つとして挙げられることもある、現場の温度モニタリングにも対応をしております。

汎用的に利用されている温度ロガーを利用してシステム上で温度も計測・自動記録が可能です。また、温度ロガーは無線対応のものを採用しているため設置工事も簡単です。

  • レンタル導入も可能

導入に際して、機器の購入が必要な場合もユーピーアールはレンタルでの提供もさせていただいておりますので、HACCP対策のためにイニシャルコストがネックになることはありません。

予想される効果

  • HACCP法制化対策の推進

既に色々な情報がでているものの、差し迫ってくるまでなかなか全社的に推進していくのには困難が伴います。

法制化、義務化が差し迫ってからあわてて対策をしても十分な準備ができない可能性が高いと思われますが、HACCP専用パッケージという管理項目の徹底に注力したサービスを導入検討することで、HACCP法制化に対しての計画を推進することになり、法制化・義務化の制定を万全の体制で迎えることができます。

また、スモールスタートで始められるシステムなのでトライアル間隔でご利用いただくことも可能です。

  • 品質基準の明確化

法制化、義務化をベースに語られることの多いHACCPですが、この対策により自社の製造・物流・販売において食品衛生に関する基準を明確に設定できます。

これは、ぼんやりとした目標値ではなく衛生管理項目ごとに現場従業員に確実に徹底をさせることができ、かつ従業員自身の認識を強化することができるため、品質基準に対しての教育にもつながると考えられます。これにより全社的に食品衛生に対する目標意識が醸成され目指すべき品質基準に相応しい現場環境を構築にもつながると思われます。

ユーピーアールの提案・強み

  • 豊富なIoTのノウハウによる相談窓口

ユーピーアールは、古くはユビキタス、M2M等の言葉の時代から遠隔監視・遠隔制御などのIoTソリューションのご相談を受けてきました。そのため「IoT導入による効率化をしたいけど、どうしたら良いかわからない」といった企業様のお悩みを多数お受けしてきております。

専門性の高い内容をお伝えするのではなく、お客様の情報・技術・予算的な様々なお悩みに対してどのように解決すべきかご相談に乗ることが出来ます。

  • パートナーリンクを利用したお客様好みのシステム実現

長年のIoTソリューション提供による、多数のパートナーと協業してまいりました。

1社の川上から川下まで全て提供する、ワンストップのIoTソリューションではデバイス開発、アプリケーション開発、システム設計など多数の役目を1社で行わなければならなくなります。

ユーピーアールでは自社で全てをご提案できるワンストップのソリューション・パッケージをご用意しながらもお客様のご要望に合わせて最適なデバイス、設備、パートナーを選び、満足度の高いシステム構築を行うことが可能です。

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