ローラーコンベアー
仕様詳細
鉄やアルミ、樹脂製などの筒状ローラーをフレームに固定し、その上で搬送物を転がしながら移動させるコンベアーです。電力を必要とせず、1台あたりの重さも軽いため、コンベアーを置ける幅があれば、どこでも設置が可能です。
また、何連もつなぎ合わせることで比較的長い移動距離でもご利用いただけます。
ローラー間は隙間が空いているので、底面が平らな段ボールのような搬送物の移動に便利です。
方向転換機を利用することで、コンベアーが交差するところで搬送物の方向を変更させることも可能です。
動力(駆動)の無いローラーのコンベアーです。フリーローラーコンベアーとも言います。物を動かす際に、人力で運搬する際に利用し、持ち上げて運ぶよりはるかに小さな力で運ぶことができます。
一般的に人が運ぶことができるものの重量は0~20、30kgと言われておりますがローラーコンベア―に載せることで0~1000㎏(条件が良ければ2000㎏程も)運ぶことができるといわれております。(実際に運ぶのに比べて10%程度の力で運ぶことができるといわれています。)そのため、重量物を頻繁に運ぶ可能性のある物流現場、製造現場などでは大掛かりな自動化設備の導入、もしくは機械化を行うことなく、画期的に労力を削減できる可能性があります。
荷物を運ぶ(持ち上げ、下げ)時には低い位置から重量物を持ちあげ、そして下ろすことが最も高い負荷になります。ローラーコンベア―のラインから外れる荷役も人が運搬しやすい高さ(人間の腰の高さ 等)にコンベアを設置することで、荷物の持ち上げ、下ろしの負荷も低減させることができます。
動力(駆動)の無いローラーのコンベアーである、フリーローラーコンベアーの中にも様々な仕様がございます。
【ローラーコンベア―の素材】
①スチール
最も普及していると思われる素材です。安価であり普及が多いためバリエーションも豊かです。
②ステンレス
非常に錆びにくい素材です。そのため、水をよく扱う現場や清潔に保たなければならない現場などに利用されます。
③アルミ
他の素材に比べ軽量であるため、持ち運びがしやすいローラーコンベア―となります。
④樹脂
金属素材にくらべ柔軟であるため、運搬する荷物、もしくは梱包物に傷をつけたくない場合などに最適です。またアルミよりさらに軽量でさらに錆びづらいな素材です。
【ローラーコンベア―の種類】
①ローラーコンベア―のタイプ
運搬する環境に応じて、ストレートタイプ・カーブタイプなどを組み合わせて利用します。また、分岐や合流ができるように組み合わせられるタイプ、もしくは一部のみがカウンターのように跳ね上がり通路として行き来できるようなタイプもあります。
②脚の取り付け
ローラーコンベア―をそのまま台、もしくは床面において利用することもできますが、脚をつけて作業しやすい高さで物を運搬することができます。また、脚にキャスターをつけることでローラーコンベア―自体移動を容易にすることもでき、前述の複数のタイプを組み合わせて自在な運搬ルートを構築できます。
工場や倉庫で荷物を搬送する際にご利用いただけます。
簡単に設置ができるので、限られたスペースでもすぐにご利用いただけます。
【省力化】
重量物などを運搬する際に、人力で運ぶと非常に負荷がかかります。ローラーコンベア―を導入するとその重量物を動かす力が格段に小さくなるため、従業員の負担を減らし省力化に貢献できます。重量物を頻繁に、決まったルートで運搬する必要がある場合には最適です。
【省人化】
荷物を運ぶにあたって重量物を持ったまま人が進む速度には限界があります。ローラーコンベア―を利用することで作業効率を上げられるため、倉庫内の運搬をするためだけに複数人必要だったところ数人で済ませられるかもしれませんん。現場が広く長距離の運搬を頻繁にしなければならない現場を省人化できます。
【機械化・自動化の代用として】
機械化・自動化をすれば確実に人員を減らし効率化することもできるかもしれませんが、相応の高額なコストが発生する可能性があります。ローラーコンベア―をうまく活用することで機械化・自動化より格段に安価なコストで効率化できます。
ローラーコンベアーをご利用いただくにあたって、設計するにあたって以下の様な点をご確認いただき来ます。ローラーコンベア―を安全ご利用いただくために確認すべき内容になります。
【荷物に関して】
①耐荷重…ローラーコンベア―で運ぶ荷物の重さです。特に最大重量をご確認ください。
②荷物のサイズ…ローラーコンベア―で運ぶ荷物の大きさです。外形寸法の縦、横、高さの数値をご確認ください。
③荷物の姿…ローラーコンベア―で運ぶ荷物の状態です。段ボールなのか、コンテナなのか、運ぶ荷物の面が滑らかかデコボコなのか等をご確認ください。
【ローラーコンベア―に関して】
①コンベアーの材質…ローラーコンベア―にはスチール製のものをはじめ、ステンレス製、アルミ製、樹脂製などがあり、それぞれの特徴があります。
②コンベアーの搬送路…ローラーコンベア―でどれほどの距離を運搬するのか、直線で運べるか、カーブが必要か、搬送の方向はどちら向きか等をご確認ください。
③コンベアーのタイプ…コンベアーを固定する台があるか、脚が必要か、人の導線確保のために一部跳ね上がりをつける、といったことが必要になります。
【利用環境】
①傾斜角度…ローラーコンベア―で荷物を運搬するにあたって、傾斜角度を利用して荷物を動かすことがあります。この場合はコンベアーの利用環境で高低差を付けることができるか、どれほどの速度ができるか、など適切な傾斜角度の検討が必要になります。
②ストッパー…ローラーコンベア―は回転して滑るように荷物を移動させます。ローラー軸の回転しやすさ(ネジの締め具合など)を調整するか、ストッパーを利用して荷物を停滞する場所を作ることができます。
③耐環境性…温度、湿度などのコンベアーの素材に関わるものや、サビ耐性が必要になる、「クリーンルームでの利用」や水気、塩基等の状態、防爆仕様の必要などをご確認ください。
荷物の運搬にあたってコンベアーの方向転換が必要な際に、コンベアーで方向転換をする方法その、その器具についてご紹介いたします。
【ローラーコンベア―を使って方向転換するためには】
複数のローラーコンベア―の高低差を作ることで、運搬方向を転換することができます。
また、段差により荷物を起こし(立て)たり、逆に荷物を寝かす(倒す)こともできます。
【方向転換時に用いるローラーコンベア―】
①直交コンベアー…ストレートのコンベアーを直交させることで、2台のコンベアーをのりつぎ、方向転換することができます。
②ターンローラー…2台のコンベアーの方向が変わる地点でターンローラーを当てることで回転させつつ方向転換することができます。
まずは必要個数をお気軽にお問い合わせください。
在庫確認、納期を調整し、担当者よりお客様にご連絡いたします。
また、送料は個数や納品先地域によって別途見積もりとなります。
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Q.長さはどのくらいですか
A.連結できるため、繋げられる広さがある限り長さに制限はございません。
Q.直線以外でも使用できますか
A.アーチ状に設置できるタイプであれば、カーブさせることも可能です。
Q.持ち運びは大変ですか
A.連結を外して簡単に持ち運ぶことが可能です。
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