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物流IoTソリューション

IoTとは?

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IoTとは

Internet of Things の頭文字で表されるIoTは、あらゆるモノをインターネットに接続させ、データを収集し、可視化し、分析する取り組みを意味する言葉です。
世界的に拡大したインターネット環境を通じてモノの状態を確認したり、モノを制御したりする取り組みで、監視したいモノ(場所)や制御したいモノにデータを収集できる①センサーや収集したデータをインターネット側に送信したり制御するための信号を受信できる②無線通信モジュールを付けて(設置して)実現します。無線通信というと携帯電話を思い浮かべる方も多いと思いますが、日本国内で携帯電話が本格的に普及し始めた1990年代後半から、携帯電話の無線ネットワークを利用した遠隔監視サービスも、携帯電話と同じように普及していきました。

具体的な例としては、家庭の電気メーターやガスメーターに無線通信モジュールを搭載した遠隔監視端末を取り付けて、1ヶ月に1回行う検針作業がネットワークを通じて実施されたり(導入された地域では検針員が各家庭を巡回して実施していた検針作業が不要になりました)、山間部で土砂崩れの発生を検知した場合や、河川が危険水位を上回った場合に警報メールを管理者に対して自動送信して危険の発生を知らせる仕組みなどがありますが、携帯電話ネットワークが日本国内に張り巡らされたことで大規模な回線敷設工事が不要な無線通信モジュールによる遠隔監視は様々なシーンで利用されるようになりました。ただ、この頃にはまだIoTという言葉はなく、機械同士をつないだデータ通信という意味でM2M(Machine to Machine)という言葉で表現されていました。

工場内に置かれた工作機械の稼動状況を監視したり無線通信を使って工作機械の設定を変更する取り組みや、農業用ビニールハウスで栽培している野菜が冬場に枯れないよう低温警報メールを発報する仕組み、クルマやバイクが盗難にあったときに所在場所を知らせる大手警備会社のサービス、田舎で一人暮らしをしているおばあさんが湯沸しポットからお湯を注いだ時に東京で暮らす息子へメールを送って普段通りの生活をしていることを知らせる安否通知サービスなど携帯電話の無線ネットワークを利用した様々なM2Mソリューションが提供されてきました。

もっとも、M2Mと呼ばれたソリューションは、専用のハード、専用のデータセンター、専用のアプリケーションを固定的(垂直的)に統合したものであったため、あらかじめ決められた用途以外での利用が難しいものが大半を占めていました。

インターネット上で安全な通信を実現するための技術が確立していなかったことも柔軟性が低かった要因のひとつと言えますが、ある目的のために専用のハード(通信装置やデータ収集端末)を開発し、そのハードからしか通信させないデータセンターを用意し、そのデータを閲覧するためだけの専用アプリケーションが開発され、M2Mソリューションとしてユーザーに提供されていました。

これに対し、IoTはwebのクラウドサービスと組み合わされた自由度の高いソリューションにできることが、M2Mと異なる特徴的な点であると言えます。すなわち、データのアップロード先となるIoTプラットフオーム提供者がオープンな思想でAPI(データを通信する際の決め事)を公開していれば、ハードの開発者はそのAPIを考慮することでそのIoTプラットフォームを利用できるハードを自由に開発できますし、アプリケーションの開発者はハードで収集したデータを閲覧/分析するためのアプリケーションを自由に開発できます。このように、自身が得意な分野に注力して、苦手な分野はそれが得意な人に任せる「餅は餅屋」の考え方(エコシステムと呼ばれています)も徐々に浸透し始めたことで、人々の生活を豊かにするIoTのソリューションや、ビジネスの業務効率を上げるIoTのソリューションなどが、日々、市場に投入されるようになりました。この点、昨今の情報通信技術(IT)の発達、無線通信回線料金の低価格化、通信端末の高機能化も、現在の様々な業界でのIoTを飛躍的に拡大させている要因と言えるでしょう。

スマートフォンの世界的な普及や米国シリコンバレーより発信される技術革新もあり、世界的にも盛り上がりを見せているIoTですが、日本国内市場においても2016年のIoTソリューションに対するユーザー支出額の総額は5兆270億円とも言われ、2021年までの4年間における平均市場成長率は約17%で推移、2021年の市場規模は11兆円までに拡大するとの試算もあります。

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uprでのIoTの取り組み

Ⅰ)IT事業へ参入した経緯と「なんつい」の開発

当社のメイン事業であるパレットレンタル事業でパレットの紛失率を低減することを目的に追跡端末をパレットに組込み、パレットの所在地を確認する仕組み「パレット追跡システム」を開発したことが、当社がIT事業に参入するきっかけとなりました。
この「パレット追跡システム」により、レンタル利用しているパレットがどこに滞留し、放置されているかをインターネットにつながったパソコンでユーザー企業のご担当者が容易に確認できるようになっています。
このように自社の資産管理のために開発された「パレット追跡システム」でしたが、ユーザー企業の多くが物流関連企業であったことから、それらのユーザー企業より「輸送する貴重品の所在地をリアルタイムに確認できる高品質な輸送サービスを提供したいので、追跡端末を使ったサービスを提案してほしい。」と相談を受け、2005年、なんでも追跡システム=「なんつい」を開発しサービス提供することとなりました。
2005年 当時は、GPSモジュールが搭載された携帯電話端末がようやく出始めた頃で、貨物追跡に利用可能な安価な業務用の位置情報端末は市場にありませんでしたので、多くの物流会社の貴重品輸送サービスで「「なんつい」を採用頂くとともに、貨物の追跡に留まらず、トラックや路線バスの運行管理、建設重機の盗難対策へと利用のシーンが広まっていきました。

Ⅱ)国際貨物追跡ソリュ―ション「World Keeper」の開発

大手物流事業者が「なんつい」を採用して下さったことで位置情報事業は拡大していきましたが、「なんつい」は日本独自の通信規格であるPHS網を利用していたため、日本を出入りする国際貨物への対応ができませんでした。
そこで、国際貨物に対応した「海外版なんつい」の開発に着手し、2010年、国際貨物追跡ソリューション「World Keeper」を開発し市場投入しています。開発した「World Keeper」の専用端末は位置情報を収集するだけなく、輸送される貨物の環境データを収集すべく温度センサー、衝撃センサーを搭載し、ブラックボックス化しがちな輸送過程を可視化することに成功し、大手物流フォワーダー、航空キャリア、損害保険会社などで採用されるに至りました。
現在は、米国の通信会社AT&T製の追跡端末も「World Keeper」で利用できるようになっています。この点、「なんつい」にも専用端末に改良が加えられ、位置情報以外に温度データ、湿度データを収集できるようになったため、製薬メーカーや製薬メーカーの物流子会社、高度な温湿度管理輸送をクライアント企業に提案する物流会社で大量に採用されています。

Ⅲ)M2Mソリューション「なんモニ」の開発

「World Keeper」の専用端末には、収集したデータを送信するため国際ローミング可能な3G通信モジュールを搭載しましたが、無線通信ネットワークの拡充に伴いこの数年内にM2M市場が盛り上がっていくであろうと仮説を立て、この通信モジュールを利用したM2M端末を開発、データ閲覧サイトと合わせ なんでもモニタリングシステム=「なんモニ」として、2009年、M2M事業を始めました。
前述のとおり現在では、IoTという言葉で表現されるM2Mソリューションですが、黎明期より取り組みを始めており、時間貸し駐車場の稼動状況監視医療用酸素ボンベの残量監視太陽光発サイトの発電量監視農業用ハウス内の環境監視、物流倉庫内の環境監視など様々な業界の様々なシーンで活用されています。

Ⅲ)総合的なIoTへの取組み

「なんモニ」は、端末と通信用回線、データ閲覧サイトがパッケージされ簡単に導入できることが評価されていますが、昨今の多様化する市場ニーズにこたえるべく、現在は個別のカスタマイズ要望に柔軟に対応できるIoTソリューションの仕組みと体制を整備しています。
具体的には、「UPR OCEAN」というIoTプラットフォームを構築し、当社の専用端末以外でもデータを簡単にアップロードできる環境を整備するとともに、それらのデータを確認するアプリケーションについても顧客要望に沿った開発が可能な体制を整備することで、大手システムインテグレーターとは異なり、適切な費用で短期間にIoTソリューションを利用できる環境をご用意しています。
特に、メイン事業であるパレットレンタル事業を展開する物流業界向けには、これまでの位置情報ソリューション、遠隔監視ソリュ―ションでの経験と知見を活かし、『物流IoT』、『Logistics 4.0』と表現される総合的な物流業界向けIoTソリューションを提供しています。

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今後の展開

「UPR OCEAN」は、規模の大小を問わずIoTのソリューションを必要とする、もしくは、IoTのソリューションを提供したいと考えている企業の皆さんが、適切な費用と短い開発期間でIoTを始められるということを最も大切な価値と定め、オープンな思想で構築しました。M2Mの黎明期から様々な業界の様々なシーンでご採用頂いた実績とその経験により培った知見を駆使した当社なりの最適解が、「UPR OCEAN」です。
もちろん、「UPR OCEAN」は、データをアップロードするための単なるIoTプラットフォームに過ぎませんので、データを収集・送信するためのハードが必要ですし、そのデータを可視化するためのアプリケーションも必要です。

そういう意味で、「UPR OCEAN」だけがあってもIoTソリューションは実現できません。
ですが、オープンにされたAPI(データを通信する際の決め事)を採用頂いたハードであれば、簡単に「UPR OCEAN」にデータをアップロードして頂けますし、APIに沿ってプログラムして頂ければデータを閲覧するアプリケーション(スマートフォン向けのアプリ含め)も自由に開発して頂けます。

もっとも、「端末の開発も、アプリケーションのプログラムもできない。」という場合には、別の対応が必要になりますが、UPR OCEAN」に接続可能な端末は、今後、順次増やしていきますし(当社公式サイトで公開していく予定です)、ご要望に沿ったデータ閲覧サイト(アプリケーション)の開発は、当社でお受けすることも可能です。

この「UPR OCEAN」をベースに、実運用ができ(簡単なデモ・検証環境の提供に留まらない)、ご利用いただく方々に真に価値を感じて頂けるIoTソリューションを提供することで、よりよい社会の実現に少しでも貢献できればと思っています。

豊富なIoTのノウハウで、現場のお困りごとを解決。
ユーピーアールのIoTソリューション。

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