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脆弱性診断とは?情報セキュリティ事故を防ぐために必要不可欠

脆弱性診断とは?サイバー攻撃を防ぐための第一歩

脆弱性診断とは?情報セキュリティ事故を防ぐために必要不可欠

Webサービスの運営やシステム開発の現場では、しばしば「脆弱性診断」という言葉を耳にします。脆弱性診断はなぜ必要なのでしょうか。この記事では、脆弱性診断の必要性や、今すぐ導入するメリットを解説します。

「脆弱性」とはシステムやWebサイトに潜む弱点のこと

「脆弱性」とは、Webサイトやアプリケーションに潜むセキュリティ上の弱点や欠陥のことです。「セキュリティホール」と呼ばれることもあります。脆弱性は、プログラムの設計ミスや不具合によって生じる単なる欠陥とは違います。プログラムの欠陥を通じ、遠隔操作でコマンドを実行したり、任意のスクリプトを動かしたりする「サイバー攻撃」が可能なものを指します。

悪意を持った攻撃者は、この脆弱性を狙い、不正アクセスやウイルスを使った攻撃を仕掛けてきます。システムの脆弱性を攻撃されると、情報漏洩、他人へのなりすまし、Webサイトの改ざんといった被害が生じる可能性があります。

セキュリティ上の主な脆弱性として、下記の5つが挙げられます。

SQLインジェクション SQL文の作成機能を利用し、データベースを不正に操作できてしまう欠陥
XSS(クロスサイトスクリプティング) テキスト投稿機能を利用し、不正なスクリプトが実行できてしまう欠陥
リモートファイルインクルード PHPスクリプトなどを使い、Webサーバー上で不正にコマンドを実行できてしまう欠陥
OSコマンドインジェクション サーバーのOSのセキュリティホールを突き、不正にコマンド処理を実行できてしまう欠陥
ディレクトリトラバーサル ファイルの場所を指定することで、不正にアクセスできてしまう欠陥

これら5つの脆弱性は、実際に起きたサイバー攻撃の原因のうち約87%を占めています。そのため、システムの脆弱性を検査する「セキュリティ診断(脆弱性診断)」が必要です。問題が起きてから対処するのではなく、事前にピンポイントな脆弱性検査を行うことで、さまざまなメリットが得られます。

セキュリティ診断(脆弱性診断・検査)が注目される3つの理由

近年、多くの企業がWebサービスの機能性や集客面だけでなく、セキュリティ診断に力を入れています。情報漏えいやWebサイトの改ざんのような情報セキュリティ事故が増加し、円滑なサービス運営のためにはセキュリティ対策が必要になったからです。

Webアプリケーションを開発・運営するうえで、あらかじめ脆弱性診断を行うことで、3つのメリットが得られます。セキュリティ対策の総コストを下げられるばかりか、情報セキュリティ事故を未然に防ぎ、顧客やユーザーからの信頼を得ることができます。

セキュリティ対策にかかるコストを減らせる

脆弱性診断を行わず、自社だけでセキュリティ対策をしている企業も存在します。しかし、その場合はシステムのすみずみまでチェックし、セキュリティホールを探す必要があるため、多くの人員や工数が必要です。また、Webサービスの開発を行う場合、あらかじめ脆弱性対策を工程に組み込まなかったため、リリース前の工程になってシステムの脆弱性が見つかるケースがあります。

その場合、手戻りも大きくなり、開発コストの増大を招きます。近年は多くの企業があらかじめ脆弱性診断を行い、上流工程の段階からセキュアなコーディングの考え方を組み込んでいます。結果的に後の工程で脆弱性が出にくくなり、セキュリティ対策のコストが低減します。

セキュリティ診断は、システムの脆弱性をあらかじめ認識し、対策が必要なサイバー攻撃の種類や優先度を決定する手段です。すべてのサイバー攻撃に対しセキュリティ対策をすると、コストの肥大化を招きます。脆弱性診断を行い、ピンポイントでセキュリティ対策を行うことで、総コストを減らせます。

Webサイトやシステムを利用する顧客からの信頼を得られる

通販サイトやECサイトなど、マーケティングにインターネット上のサービスは欠かせません。しかし、インターネットでサービスを展開する以上、セキュリティ上のリスクは常につきまとう問題です。

顧客からの信頼を獲得するためには、大きなセキュリティ事故を未然に防止する体制を整える必要があります。そのためには、Webサイトやアプリケーションの開発や運営にあたって、脆弱性診断を行い、ピンポイントにシステムの弱点を塞ぐことが大切です。

実際、脆弱性の対策漏れが原因となり、顧客から訴訟を起こされてしまった事例があります。2011年から2014年にかけて、ECサイト上でユーザーの個人情報が漏洩する事件が発生しました。原因はアプリケーションの脆弱性であったため、ECサイト側はアプリケーションの開発会社を告訴しました。裁判の結果、システム開発会社は敗訴し、損害賠償金の支払いを課されました。

今回はシステム開発会社の事例ですが、セキュリティ対策を怠ると顧客の信頼を失い、最悪の場合は訴訟にまで発展するリスクがあります。近年、Webサイトやアプリケーションの開発現場では、売り上げや機能性のための改修だけでなく、脆弱性対策への意識も強まってきています。システムを開発する過程で脆弱性対策を意識し、運営にあたってもセキュリティ診断を行うことで、顧客から信頼を失うことなくWebサービスを展開することができます。

情報セキュリティ事故を未然に防ぐことができる

システムの脆弱性を突かれ、情報セキュリティ事故が起きてしまうと、多大な被害が生じます。顧客の個人情報の漏洩、なりすましによる不正ログインや不正アクセス、Webサイトの改ざんによる悪意あるサイトへの誘導などに発展すれば、直接の被害だけでなく企業としての信頼を失ってしまいます。実際、企業や公的機関のWebサイトやアプリケーションで数多くの情報セキュリティ事故が起きています。

情報漏洩の実例としては、2017年5月から2018年1月にかけて、大手ショッピングモールのメールマガジンサービスがSQLインジェクション攻撃を受けた事件があります。メールアドレスとパスワードの組み合わせを含むログイン情報が約27万件も流出し、大きな情報セキュリティ事故となりました。2016年10月には、大手ドラッグストアのショッピングサイトにて、第三者が別の会員のIDとパスワードを使用し、不正にログインを行ったなりすましも発生しています。

また、国内の公的機関や金融機関のWebサイトが不正アクセスを受け、改ざんを受ける事件が多発しています。いずれも、マルウェアに感染する恐れのあるサイトや、ワンクリック詐欺サイトやフィッシング詐欺サイトへ誘導する内容にページが書き換えられていました。これらの情報セキュリティ事故は、あらかじめSQLインジェクションなどのシステムの脆弱性を発見していれば、未然に防ぐことができた可能性があります。セキュリティ診断は、万が一の情報セキュリティ事故を防ぐための最善の予防策です。

情報セキュリティ事故を未然に防ぐには脆弱性対策が必要

今回は、脆弱性診断の必要性を解説しました。脆弱性診断とは、Webサービスやアプリケーションにセキュリティホールがないか診断してもらうことを意味します。SQLインジェクションやXSSなどシステムごとに異なる脆弱性が存在するため、セキュリティ診断をすればピンポイントな対策を講じられます。セキュリティ対策の総コストが下がるだけでなく、情報セキュリティ事故を未然に防ぎ、顧客からの信頼を得ることができます。

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