マルウェアとは?マルウェアの種類、マルウェア感染の兆候と対処法を解説! | 物流機器・輸送機器のレンタル | upr

マルウェアとは?マルウェアの種類、マルウェア感染の兆候と対処法を解説!

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マルウェアとは

マルウェアとは、「malicious software」の略語で、「悪意のあるソフトウェア」のことを指します。不具合を起こす意図で作られたソフトやプログラム、コードの総称です。

ターゲットのパソコンやスマートフォンにマルウェアを仕掛けられることで、情報漏洩だけでなく、銀行口座等の情報盗難による金銭的被害、システムの遠隔操作による攻撃を受けてしまう可能性があります。

 

種類

マルウェアは、総称を示す言葉です。例えば、「動物」という総称にも、哺乳類、爬虫類、両生類と種類があるように、マルウェアにも以下の3つの種類があります。

ウイルス

ウイルスは、コンピュータに侵入し、ファイルやデータに損傷を引き起こすマルウェアです。ウイルスは増殖が他のファイルへの感染以外に起こることはありません。

ワーム

ワームは、ネットワーク経由で侵入することが多く、単独で動作し、システムへの不正な挙動を起こすとともに、自分自身を増殖させるマルウェアです。ワームがコンピュータに感染すると、ランダムにIPアドレスを作り、他の感染先コンピュータを探索するため、感染速度が速く、被害が大きくなる傾向にあります。

トロイの木馬

トロイの木馬は、害のないファイルを装ってコンピュータへ侵入し、データ消去やファイルの外部流出、他のコンピュータへの攻撃等、主に破壊活動を行うマルウェアです。画像や文書等のファイル、スマートフォンの利便性の高いアプリなどを装います。

ウイルスやワームのように基本的に自己複製を行うことはないため、感染したコンピュータから他のコンピュータに侵入し感染することはありません。

その他

上記3つが代表的なマルウェアですが、その他にも、スパイウェア、キーロガー、バックドア、ボット、アドウェア、ルートキット、ダウンローダー、ランサムウェア、ファイルレスマルウェア、バンキングマルウェア等の種類があります。

 

感染の兆候

マルウェアへの感染の兆候は「自分の意図しない挙動」が多く見られた時です。以下のようなケースはマルウェア感染の兆候があると言えます。

  • 身に覚えのないアプリケーションやソフトが動いている
  • 勝手にブラウザやプログラムが起動する
  • 検索後のリンクが正しいページへ飛ばない
  • 不自なタイミングで勝手にポップアップが出てしまう
  • セキュリティソフトが勝手にオフになる
  • 利用時間外に大量のパケットが発生している
  • パソコンの動作が重い、勝手に電源が落ちることが増えた
  • 削除していないファイルがゴミ箱に移動している

感染すると、マルウェアによる挙動が入り込んでくるため、本来の挙動とは違う現象が起こってきます。

 

感染ルート

マルウェアの感染ルートは、「外部から内部に入り込むすべて」にその可能性が考えられます。メール(添付ファイルや本文のURL)、Webサイト(Webサイトに含まれる図や写真)、フリーソフトウェア(アドウェア)、ファイル共有ソフト、アプリ、ブラウザのアドオン(拡張機能)、USBメモリ等、さまざまな感染ルートが存在します。

クリックする、閲覧する、接続する、インストールする、自動更新する、そういった環境の変化や外部とのすべての接触が、マルウェアの感染ルートとなり得るのです。

 

感染した際の対処方法

まずはオフラインにし、セキュリティソフトでスキャンを行う必要があります。また、パソコンの場合、Windowsであれば、Windows Defender セキュリティ センターにてウイルスやその他の脅威をスキャンして、PCを保護することができます。

自力で対処する場合は、サーバーのアクセス履歴、ファイアウォールやプロキシサーバーのログを確認し、コントロールパネルからインストールされているソフトウェアを一斉に確認します。

怪しいと感じたソフトウェアは「マルウェア ソフトウェア名」で検索して調べます。マルウェアの疑いが大きい場合はアンインストールして端末から削除を行います。

 

感染しないための予防策

ここでは、マルウェア感染を未然に防ぐための予防策について解説します。

一番の予防策は、最新のセキュリティソフトを入れることです。さらには、普段使用しているアプリケーションやソフトウェアを最新の状態に保つことも大切です。また、重要なデータは定期的にバックアップを行うようにしていきましょう。

不審なメールは開かない、そもそも不審なメールが来ないようフィルタリングをかけることも大切です。社内でのアクセス承認やアクセス制限の強化も対策の一つです。普段から社員のITに関する教育にも力を入れる必要があるでしょう。

 

マルウェアのリスクマネジメントを大切に

マルウェアにはさまざまな種類があり、私たちが普段何気なくクリックしたり、アクセスしたり、インストールしたりしていること一つひとつにリスクがあるということを気づかせてくれます。ネガティブな情報はSNS等を通じて大きな拡散性を持ち、企業のブランドや収益に大きなダメージを与えます。マルウェアだけでなく、あらゆるリスクを想定し、リスクマネジメントできる企業の仕組みを作っていきましょう。

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