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【IoT導入事例】駐車場(コインパーキング)の防犯に監視システム導入

【IoT導入事例】駐車場(コインパーキング)の防犯に監視システム導入

【IoT導入事例】駐車場(コインパーキング)の防犯に監視システム導入

駐車場経営のメリット・デメリット

駐車場やコインパーキングの経営は、空いた土地を利用して不労所得を得る手段のひとつです。精算機や車止めといった設備を設置しておけば、ある程度は自動的に運用できるため、楽に収入を得られると考える人も多いでしょう。

しかし、コインパーキング内でトラブルや事故が起こることも多く、しっかりと管理しておかないと、問題の対応に追われることも少なくありません。駐車場やコインパーキングで起こりがちな問題としては、車上荒らしや落書き、当て逃げや精算機の不正解除などが挙げられます。意図的な犯行の場合もありますし、故意ではない事故もあるでしょう。

このような車に関するトラブルや事故は利用者側の責任ともいえますが、設備に問題がある場合は運営者側の責任が問われますし、トラブルが多発していると悪い口コミが広がり利用者が激減してしまう可能性もあります。トラブルや事故はどこでも起こりうるので、「自分だけは大丈夫」と考えずしっかりと監視することが大切です。

とはいえ、監視のために自分で巡回したり、管理人を雇ったりすると、人件費がかさみ事業が成り立たないケースもあるでしょう。そこで当社では、IoTを活用した監視システムをご用意しました。パソコンやスマートフォンを使って遠隔地からコインパーキング内の状況をリアルタイムに確認したり、複数拠点の情報を一元管理できたりするので、運営を効率化できます。

ここでは、監視システムの導入事例や導入の効果を詳しく解説しますので、コインパーキングの経営を始めたい方、駐車場内のトラブルにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

駐車場でよくある4つのトラブル事例

駐車場・コインパーキング経営には、事故や利用者のトラブルがつきものです。しかし、防犯カメラの設置によって、次の4つのトラブルを対策できます。

  • 当て逃げや車両へのいたずら行為

代表的なトラブルが、車両への当て逃げやいたずら行為です。利用者が車を離れた後で発生する事例が多く、被害を受けた方が泣き寝入りしてしまうケースも少なくありません。しかし、駐車場内に防犯カメラを設置していれば、カメラ映像から事故状況の把握や犯人の特定を行うことが可能です。

  • 駐車場内でのポイ捨てや不法投棄

駐車場内でのゴミのポイ捨てや不法投棄も問題となっています。不法投棄されたゴミの処理費用がかかるだけでなく、ゴミや廃棄物が目立つ駐車場は、利用者離れも招きます。

  • 監視の目を逃れた違法駐車

また、駐車場の死角や空きスペースなどを利用し、違法駐車が行われるケースもあります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄と同様、「防犯カメラが設置されていない」「駐車場内が薄暗く、目立ちにくい」など、監視の目がゆるい駐車場ほど、違法駐車の被害に遭いやすい傾向にあります。

違法駐車されるとオーナー側に駐車料金がいっさい入ってこないため、経営状態の悪化につながる恐れがあります。

  • 敷地内への不審者の侵入

「敷地周辺のフェンスが低いか、まったく存在しない」「監視カメラがなく、犯行記録が残らない」など、セキュリティが甘い駐車場は、敷地内への不審者の侵入も許します。

敷地内での犯罪行為・迷惑行為や、他の利用者の方々に不安を与えるなど、不審者の侵入は駐車場経営にとって大きなリスクです。駐車場に防犯カメラを設置し、「いつも監視している」姿勢をアピールすることが大切です。

防犯カメラの設置で駐車場のロックレス化が可能に

防犯カメラを設置すれば、ロック板(フラップ板)を使用しなくても、駐車場のセキュリティはカメラシステムが守ってくれます。この管理方法を、「ロックレスパーキング方式(フラットレスパーキング方式)」といいます。

駐車場のロックレス化には、次のようなメリットがあります。

  • ロック板がないため、免許を取り立てのドライバーでも駐車しやすい
  • ロック板につまづいて転倒する恐れがなく、高齢者の方や体が不自由な方、ベビーカーをご利用の方でも安心して利用できる
  • ロック板やロック装置が車と接触し、ボディを傷つけるリスクがない
  • 駐車場内の監視や防犯対策はカメラシステムが担うため、新たにロック板やロック装置を導入しなくてもよく、スモールスタートが可能になる

ロック板(フラップ板)がないため、初心者ドライバーや運転が苦手な方、ロック板による転倒が不安な高齢者の方、ベビーカーをご利用の方など、さまざまな層の利用者が、安心安全に利用できる間口の広い駐車場が実現します。

駐車場のセキュリティの面も、カメラシステムが違法駐車や不審者の侵入を24時間監視するため、事故やトラブルを抑止する効果が期待できます。

防犯カメラの種類と費用は?2つのカメラをピックアップ

駐車場に設置する防犯カメラには、望遠・広角を切り替えて広い範囲をカバーできる「バリフォーカルレンズ付きカメラ」と、夜間や暗所の撮影に強い「赤外線投光器内蔵カメラ」があります。2つの特徴や費用、設置場所を解説します。

  • 広角撮影が可能な「バリフォーカルレンズ付きカメラ」

「バリフォーカルレンズ付きカメラ」は、望遠モードと広角モードを切り替えて、駐車場の広い範囲をカバーできる防犯カメラです。

駐車場全体を見渡せるような場所や、駐車場の入口付近に設置するのが一般的です。野外の駐車場に設置する場合は、防犯カメラ用のポールなどを設置することで、より広い範囲をカバーできます。

その場合は、防滴・防塵仕様の屋外用カメラを選びましょう。「バリフォーカルレンズ付きカメラ」の価格相場は21,780円~214,500円程度です。

フルHD画質のカメラやネットワーク機能のあるカメラは価格が高くなります。

  • 夜間や暗所でも監視できる「赤外線投光器内蔵カメラ」

赤外線センサーを使い、可視光では通常撮影できない夜間や暗所でも監視できるのが、「赤外線投光機内蔵カメラ」です。

映像はモノクロですが、薄暗い場所でも人物の顔や車体ナンバーを鮮明に捉えられるため、事故状況の把握や犯人特定に役立ちます。

「赤外線投光機内蔵カメラ」の価格相場は13,000円~58,300円程度で、「バリフォーカルレンズ付きカメラ」よりも低コストで導入可能です。

駐車場の防犯・安全対策に役立つ監視カメラの3つの機能

駐車場やコインパーキングの防犯・安全対策として監視カメラを設置する場合、どのような機能が必要なのでしょうか。

近年、防犯カメラや監視カメラの性能が著しく進歩し、HD/フルHDの高精細カメラが低価格で入手できるようになりました。しかし、駐車場やコインパーキングの監視カメラには、ほかにも必要な機能があります。ここでは、防犯・安全対策に役立つ3つの機能を紹介します。

  • 高精細画像による人物・車種の特定

車上荒らし、自動車盗難、精算機の破壊や不正利用といったトラブルが発生した場合、管理者としてすみやかに問題解決にあたり、犯人特定に向けて動く必要があります。

トラブルの原因を特定するためには、人物の顔や車種をはっきりと区別できる高精細な監視カメラが必要です。従来のVGAサイズ(約30万画素)の監視カメラでは、犯人・車種の特定や、事件発生時の状況確認が困難でした。

近年は、高画質化技術・画像編集処理技術の発展により、画素数が約130万~200万(1M~2M)のHD/フルHDカメラを低価格で入手可能です。HD/フルHDカメラを設置すれば、人物・車種・ナンバープレートがはっきり映った映像証拠を警察に提出できます。

HD/フルHDカメラをコインパーキングに設置する場合は、HD/フルHD対応の監視モニターも必要です。画面解像度が低いアナログモニターを利用している場合、監視カメラの性能をフルに発揮できない恐れがあります。

  • ナンバープレート(自動車登録番号)の読み取り

車両のナンバープレート(自動車登録番号)を正確に読み取りたい場合、通常のHD/フルHDカメラではうまくいかないケースがあります。

ナンバープレートの付近に強い光源があると、逆光によるハレーション現象が起き、文字や数字が白飛びする場合があるからです。とくに街灯やヘッドライトが光源になりやすい夜間や、ナンバープレートが濡れて光の乱反射現象が起きやすい雨の日は、ナンバープレートの識別がいっそう困難になります。

駐車場やコインパーキングに監視カメラを設置する場合は、ナンバープレートの白飛びが起きにくい、車番撮影機能があるカメラを選びましょう。たとえば、夜間は可視光をフィルタリングし、赤外線での撮影を行う車番認識システムがあれば、可視光によるハレーション現象の影響を受けません。

ナンバープレートの撮影は、精算機の不正利用やゴミの不法投棄といった迷惑行為の犯人特定に向けた強力な映像証拠になります。画面解像度の高さだけでなく、車番撮影が得意かどうかも留意しましょう。

  • 夜間や暗所も撮影できるデイナイト機能

自動車盗難や車上荒らしの大半は、夜間や薄暗い場所で発生しています。日本損害保険協会の調べでは、2020年2月に発生した車両本体盗難のうち、70.3%が深夜から朝にかけての時間帯(22時~翌9時)、6.9%が日没後の時間帯(17~22時)に発生しています。[注1]

明るい日中の時間帯はもちろん、夜間でも人・車種・ナンバープレートを撮影できる監視カメラが必要です。そのためには、日中に適した撮影モードと夜間に適した撮影モードを自動で切り替える「デイナイト機能」のある監視カメラが役立ちます。

デイナイト機能のある監視カメラには、近赤外線を使って撮影する「赤外線照射式カメラ」と、カメラ内部で光を増幅する「高感度カメラ」の2種類があります。赤外線照射式カメラは光源のない場所でも撮影可能ですが、カラー暗視機能が搭載されていない場合、撮影した映像は白黒(モノクロ)です。

ほとんど光がない場所には赤外線照射式カメラの設置が、ある程度の明かりがある場所には高感度カメラの設置がおすすめです。

[注1]一般社団法人日本損害保険協会:自動車盗難の被害、特定の車に集中 ~「第21回自動車盗難事故実態調査結果」を発表~

課題

J社様は不動産相続をきっかけに、空きスペースを活かすコインパーキング事業をはじめました。事業は軌道に乗り、複数箇所に拠点を設置。ある程度の不労所得も得られるようになりました。しかし、あるタイミングから一部の拠点で設備故障や不正利用が頻発するようになります。はじめのころは巡回をJ社様自身がしていましたが、それは大きな労力でした。加えて、近所の競合となるコインパーキングができたことにより、売上も減少。何らかの対策が必要であると考え、当社までご相談にこられました。

  • コインパーキング運営にかかわるリスクと監視が必要な理由

-コインパーキング内で起こる事故はあくまでも利用者側に責任が課せられます。しかし、事業者側が無責任ではいられません。もしも設備等に問題があるなど、運営に過失が認められた場合には、事故やトラブルの責任が及ぶこともあります。

-たとえば車上荒らしや破損、不正利用、盗難がコインパーキングで頻発する場合は、巡回監視などを行うべきと考えられます。しかしその問題を放置していた場合は、管理体制が問われるケースもないとは言えません。

-加えて、コインパーキングにトラブルが発生した際に適切な対処ができていなければ、周辺から悪い噂が立つこともあります。こうした風評が広まれば、結果的に売上低下につながる可能性もあるでしょう。そのため、コインパーキング運営には然るべき監視体制が求められるのです。

要素技術・役割分担

J社様からの依頼を受け、当社ではコインパーキングの管理体制を強化することにプラスし、その業務をリモート化することで効率改善を図るご提案を差し上げました。以下は、実現に向けた技術とその役割です。

高度通信セキュリティによる監視体制

  • コインパーキング内で起こるさまざまな問題について、IoTを用いたソリューションを展開。たとえば車室の故障や精算機の異常を検知した場合には、管理者にリアルタイムでメール通知を送るような仕組みを整えました。また、パソコンやスマホ・タブレットを用いて、コインパーキングの常時監視を実現しています。

携帯通信網を使用した接続環境

  • 車室などに設置した機器の接続のために、コインパーキング内へ新たな配線を組むといった工事は費用がかかるうえ、時間も必要です。こうした事情を踏まえ、今回は携帯通信網を利用した接続環境を実現。LAN環境が不要であり、かつ接続すれば即時導入完了となるシステムであったため、導入費用の低減と期間短縮を達成しました。

リアルタイムチェック&データ記録

  • 今回のリクエストは監視体制だけでなく、近隣コインパーキングとの競争に打ち勝つための戦略的意味合いも含まれていました。そこで精算機に対してIoT機器を導入し、そこからリアルタイムでコインパーキングの空満情報と売上データを吸い出せるシステムを構築。なお、過去2年間分のデータを記録できる仕様にもなっているため、データ分析を基にした事業戦略立案に役立ちます。

導入により変わったコインパーキング運用方法

  • 今回のシステム導入により、J社様のコインパーキング運用方法は劇的な改善を見せました。一般的なコインパーキングは、稼働状態を確認するだけでも現地へと足を運ぶ必要があります。また、売上情報も端末へ直接機器を接続し、吸い上げなくてはなりません。一方、当社のIoTソリューションを利用すれば、これらを以下のように改善できます。

1.コインパーキングに設置した精算機と専用装置を接続
2.一定間隔で車室の状態と空満・売上情報等をサーバへ送信
3.複数拠点の情報をWEBで一元管理
4.設備の故障、精算機の不正解除等を管理者へメール送信
5.パソコン・スマホ・タブレット等からWEB上でコインパーキングの状況を確認

専用装置と精算機の接続さえ行えば、売上や故障状況の把握などはすべてリモートで完了します。J社様のように複数の拠点を持つケースでは、これだけでも多くの工数削減につながります。

ユーピーアール選定ポイント

J社様が今回のパートナー選びを行う際にポイントとしたのは、通信デバイスやシステム開発に対して実績や知見のある企業であることでした。細部にいたるまで一貫したノウハウがなくては、今回の改善は難しいと考えられたようです。

加えて、コスト面についても問題がありました。スクラッチ開発であれば対応できる企業も少なくありませんが、それでは予算が見合いません。そこで、当社がご提供している遠隔監視パッケージ「なんもに」の流用ができればというご提案をいただきました。

導入の効果

  • 故障検知によるスピーディーな対応

これまで巡回でしか把握できなかったコインパーキングに利用される機器の故障がリモートで監視可能に。かつ、アラートによってこれまで以上にスピーディーな対応ができるようになったことで、顧客満足度の向上と車室稼働率アップが実現されました。

  • 空満・売上分析による差別化と稼働傾向把握

自社のコインパーキング売上状況をリアルタイムに把握できることで近隣駐車場との差別化を実現。さらに、過去の空満・売上情報を基に、拠点毎の稼働傾向などを把握できるようになったため、それぞれに合わせた運用・戦略が立てられました。

  • 巡回回数削減によるコストカット

巡回回数が激減したことで、J社様自身の負担が軽減。さらに、今後さらにコインパーキング事業を拡大した場合にかかるであろう人件費を未然に抑えられるシステムが導入できました。

  • 不正・犯罪に対しての迅速な対応

精算機で起こる不正解除や車両の乗り捨てをすばやく検知できるようになり、顧客満足度やコインパーキングの稼働率が向上。不正・犯罪への防止効果に加えて、運営自体の質が高まりました。

多彩な駐車場ビジネスでのIoT活用

駐車場におけるIoT活用方法は、監視システムだけにとどまりません。事業者・利用者の双方に魅力のある新たなサービスは、次々と生まれてきています。

たとえば、主要駅などによく見られる、“空き待ち”の自動車の列を削減するため、運営の効率化を高めるための満車情報の発信。

予約から支払いまでスマホで完了できるシステムによる、キャッシュレス化の実現=利便性の向上、売上盗難被害の防止。

「1台分の空きスペースだけ貸したい」、「仕事で出ている昼間の時間で収入を得たい」など、企業・個人のニーズに応える駐車場のシェアリングサービスなど。

これらは、すでにスタートしているサービスですが、最近では経済産業省や国土交通省の主導により、自動駐車システム(自動バレーパーキング)の検証も進められています。今後、IoTで駐車場ビジネスはますます発展していくでしょう。

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