IoTソリューション導入事例

CASE STUDY

コインパーキングの設備監視

【IoT導入事例】
コインパーキング(駐車場)の
メンテナンス効率化に監視システム導入

コインパーキングの設備監視

コインパーキングは基本的に空きとなっている“土地が稼ぐ”というビジネスモデルであり、精算機などの設置で自動化ができれば手間のかかる運用は不要と考えられています。しかし実際には、コインパーキング内でトラブルや事故が起こることも少なくありません。そうした問題に対応するためには監視が必要となりますが、人海戦術では人件費がかさみ、事業が破綻する可能性も。そこで当社では、コインパーキングのメンテナンスを効率化する監視システムソリューションをご用意しました。

課題

J社様は不動産相続をきっかけに、空きスペースを活かすコインパーキング事業をはじめました。事業は軌道に乗り、複数箇所に拠点を設置。ある程度の不労所得も得られるようになりました。しかし、あるタイミングから一部の拠点で設備故障や不正利用が頻発するようになります。はじめのころは巡回をJ社様自身がしていましたが、それは大きな労力でした。加えて、近所の競合となるコインパーキングができたことにより、売上も減少。何らかの対策が必要であると考え、当社までご相談にこられました。

  • コインパーキング運営にかかわるリスクと監視が必要な理由

-コインパーキング内で起こる事故はあくまでも利用者側に責任が課せられます。しかし、事業者側が無責任ではいられません。もしも設備等に問題があるなど、運営に過失が認められた場合には、事故やトラブルの責任が及ぶこともあります。

-たとえば車上荒らしや破損、不正利用、盗難がコインパーキングで頻発する場合は、巡回監視などを行うべきと考えられます。しかしその問題を放置していた場合は、管理体制が問われるケースもないとは言えません。

-加えて、コインパーキングにトラブルが発生した際に適切な対処ができていなければ、周辺から悪い噂が立つこともあります。こうした風評が広まれば、結果的に売上低下につながる可能性もあるでしょう。そのため、コインパーキング運営には然るべき監視体制が求められるのです。

要素技術・役割分担

J社様からの依頼を受け、当社ではコインパーキングの管理体制を強化することにプラスし、その業務をリモート化することで効率改善を図るご提案を差し上げました。以下は、実現に向けた技術とその役割です。

高度通信セキュリティによる監視体制

  • コインパーキング内で起こるさまざまな問題について、IoTを用いたソリューションを展開。たとえば車室の故障や精算機の異常を検知した場合には、管理者にリアルタイムでメール通知を送るような仕組みを整えました。また、パソコンやスマホ・タブレットを用いて、コインパーキングの常時監視を実現しています。

携帯通信網を使用した接続環境

  • 車室などに設置した機器の接続のために、コインパーキング内へ新たな配線を組むといった工事は費用がかかるうえ、時間も必要です。こうした事情を踏まえ、今回は携帯通信網を利用した接続環境を実現。LAN環境が不要であり、かつ接続すれば即時導入完了となるシステムであったため、導入費用の低減と期間短縮を達成しました。

リアルタイムチェック&データ記録

  • 今回のリクエストは監視体制だけでなく、近隣コインパーキングとの競争に打ち勝つための戦略的意味合いも含まれていました。そこで精算機に対してIoT機器を導入し、そこからリアルタイムでコインパーキングの空満情報と売上データを吸い出せるシステムを構築。なお、過去2年間分のデータを記録できる仕様にもなっているため、データ分析を基にした事業戦略立案に役立ちます。

導入により変わったコインパーキング運用方法

  • 今回のシステム導入により、J社様のコインパーキング運用方法は劇的な改善を見せました。一般的なコインパーキングは、稼働状態を確認するだけでも現地へと足を運ぶ必要があります。また、売上情報も端末へ直接機器を接続し、吸い上げなくてはなりません。一方、当社のIoTソリューションを利用すれば、これらを以下のように改善できます。

1.コインパーキングに設置した精算機と専用装置を接続
2.一定間隔で車室の状態と空満・売上情報等をサーバへ送信
3.複数拠点の情報をWEBで一元管理
4.設備の故障、精算機の不正解除等を管理者へメール送信
5.パソコン・スマホ・タブレット等からWEB上でコインパーキングの状況を確認

専用装置と精算機の接続さえ行えば、売上や故障状況の把握などはすべてリモートで完了します。J社様のように複数の拠点を持つケースでは、これだけでも多くの工数削減につながります。

ユーピーアール選定ポイント

J社様が今回のパートナー選びを行う際にポイントとしたのは、通信デバイスやシステム開発に対して実績や知見のある企業であることでした。細部にいたるまで一貫したノウハウがなくては、今回の改善は難しいと考えられたようです。

加えて、コスト面についても問題がありました。スクラッチ開発であれば対応できる企業も少なくありませんが、それでは予算が見合いません。そこで、当社がご提供している遠隔監視パッケージ「なんもに」の流用ができればというご提案をいただきました。

導入の効果

  • 故障検知によるスピーディーな対応

これまで巡回でしか把握できなかったコインパーキングに利用される機器の故障がリモートで監視可能に。かつ、アラートによってこれまで以上にスピーディーな対応ができるようになったことで、顧客満足度の向上と車室稼働率アップが実現されました。

  • 空満・売上分析による差別化と稼働傾向把握

自社のコインパーキング売上状況をリアルタイムに把握できることで近隣駐車場との差別化を実現。さらに、過去の空満・売上情報を基に、拠点毎の稼働傾向などを把握できるようになったため、それぞれに合わせた運用・戦略が立てられました。

  • 巡回回数削減によるコストカット

巡回回数が激減したことで、J社様自身の負担が軽減。さらに、今後さらにコインパーキング事業を拡大した場合にかかるであろう人件費を未然に抑えられるシステムが導入できました。

  • 不正・犯罪に対しての迅速な対応

精算機で起こる不正解除や車両の乗り捨てをすばやく検知できるようになり、顧客満足度やコインパーキングの稼働率が向上。不正・犯罪への防止効果に加えて、運営自体の質が高まりました。

多彩な駐車場ビジネスでのIoT活用

駐車場におけるIoT活用方法は、監視システムだけにとどまりません。事業者・利用者の双方に魅力のある新たなサービスは、次々と生まれてきています。

たとえば、主要駅などによく見られる、“空き待ち”の自動車の列を削減するため、運営の効率化を高めるための満車情報の発信。

予約から支払いまでスマホで完了できるシステムによる、キャッシュレス化の実現=利便性の向上、売上盗難被害の防止。

「1台分の空きスペースだけ貸したい」、「仕事で出ている昼間の時間で収入を得たい」など、企業・個人のニーズに応える駐車場のシェアリングサービスなど。

これらは、すでにスタートしているサービスですが、最近では経済産業省や国土交通省の主導により、自動駐車システム(自動バレーパーキング)の検証も進められています。今後、IoTで駐車場ビジネスはますます発展していくでしょう。

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