無線モジュールとは?導入することでIoTデバイスの開発をスピードアップ
Contents
無線モジュールとは?
無線モジュールとは、無線通信に必要な機能(無線チップ、周辺回路、ソフトウェア)がすべて揃った電子部品です。
これを組み込むだけで、機器や製品に無線通信機能を持たせることが可能になります。そのため、近年ではIoTデバイスへの利用が急速に進んでいます。
無線モジュール利用の2つのメリット
無線モジュールを利用することで、IoT機器を効率的に開発するための、以下の2つのメリットが得られます。
1. 開発工数の大幅な削減
無線回路の設計やソフトウェアの開発を自社で行う場合、特に無線機器開発の経験が少ない企業では、開発規模が肥大化する恐れがあります。
無線モジュールを利用すれば、無線回路のチューニングやソフトウェアの新規設計は必要ありません。そのままIoT機器に組み込めるため、ほかの工程に工数をかけることが可能です。
2. 技適や標準規格の認定が不要
無線通信機器を開発する場合、一般社団法人電波産業会が定める「標準規格(ARIBスタンダード)」と、「技術基準適合証明(技適)」の2つを取得しなければ、電波を利用することができません。
無線モジュールはあらかじめ認定を受けているため、新たに自社で対応する必要はありません。
IoTデバイスに最適な無線モジュールの選び方
IoTデバイスに無線モジュールを組み込む際は、無線帯域の選定に注意しましょう。デバイスでやり取りするデータの種類によって、最適な無線帯域は異なります。
例えば、映像や音声等、比較的大容量なデータを送受信するのであれば、Wi-FiやBluetoothと同じ2.4GHzの無線帯域を利用するのが一般的です。
逆にセンサー等で容量の小さいデータを集めるIoTデバイスの場合は、障害物に強く、電波の到達性に優れる920MHzの無線帯域が向いています。
IoT機器が使うデータの種類に合わせ、最適な無線モジュールを選びましょう。
まとめ
今回は、無線モジュールの特徴や、IoT機器に組み込むメリットについて解説しました。無線モジュールを利用すれば、IoT機器の開発工数を下げられます。IoTデバイスに組み込む際は無線帯域に注意しましょう。
物流機器・輸送機器のレンタル | upr > お知らせ > IoTソリューション > 無線モジュールとは?導入することでIoTデバイスの開発をスピードアップ
問い合わせ