クラウドとは?2017年に利用者が増加したクラウドサービスの種類やメリット・デメリットを徹底解説
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「クラウド」と名前がつく単語や商品名を耳にする機会も増えてきました。昨今は普及率も上がってきており、データのやり取りに多くの人が使用されています。何となくその意味をわかっていても、詳しくはわからないという人もまだいるかと思います。そこで今回はクラウドの種類やメリット・デメリットを解説します。
クラウドとは
クラウドはソフトのインストールを必要としない、誰もがアクセスしてデータのやり取りが可能になるWEBサービスを指します。インターネットさえあれば誰もがアクセスできるため、セキュリティのために「ログインパスワード」を設定・登録をしてから使い始めることが一般的です。
2017年から普及しはじめているクラウドサービス
クラウドサービスが普及しはじめたのは、2017年からとされています。
これはプライベートだけでなく、ビジネスにおいてもいえることで、総務省が発表した「平成30年版 情報通信白書」によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業は、2017年には56.9%となっており、前年の46.9%から、10%も上昇しています。
クラウドサービスの種類
クラウドは使用用途別に様々なサービスが誕生しています。データのやり取りだけでなく、SOHO等の仕事を受発注するクラウドサービスや、銀行送金、またはショッピングが可能なECサイト、またインストールせずに使用できるデザイン制作サイトなど多岐に渡ります。
Gmail、Hotmailなども共有して利用可能なクラウドサービス
普段使用している、GmailやHotmailといったメールツールもクラウドサービスに含まれます。これらのメールサービスは利用者も多く、総務省の調べでは、クラウドサービスの内訳として46.3%の企業が、クラウド型のメールサービスを利用していることがわかっています。インターネットに接続さえできれば、普段使用しているコンピュータや端末以外からでもアカウントにログインしてメールの確認やデータの送付ができるのは大きな利点です。
Fotorは本格的なデザインが可能なクラウドサービス
Fotorはクラウド上でデザインや写真の合成、タイトルの追加、エフェクトなどを使用する事が可能なサービスです。ログインもFACEBOOKを介してワンタッチでログインできます。そのため、Adobe Photoshopをインストールしなくても同様の機能を使用できます。
「SaaS」「PaaS」「IaaS」という3つにわかれるクラウドサービス
クラウドサービスは、「SaaS(サース)」「PaaS(パース)」「IaaS(イアース / アイアース)」と3つに分類されます。
SaaSはクラウド上で提供されるソフトウェア
SaaSはクラウド上で提供されるソフトウェアのことです。通常ソフトウェアは、インターネットなどを介してユーザーがインストールします。ですがSaaSの場合はプロバイダがソフトウェアを動かし、ユーザーはインターネットを介して利用します。
このサービスは主にGmailに代表されるGoogleのアプリケーションや、SNSなどが当てはまります。文章だけでなく画像やある程度の容量のデータであれば容易に送受信が可能です。
PaaSはプラットフォームをインターネット経由で提供するサービス
PaaSは、ソフトウェアを稼働させる基礎のプラットフォームを、インターネットを介して提供するサービスです。このサービスは、Microsoft AzureやGoogle App Engineなどに代表されるもので、ユーザーはサービスを使用した分だけ料金を払います。
IaaSは開発環境(インフラ)を提供するサービス
IaaSは、開発環境(インフラ)を提供するサービスです。そのため、ホスティングと同様なイメージを覚えますが、両者を比較するとIaaSの場合は、コンピュータのCPUやメモリといったスペックの選択が自由にできるため、柔軟性が高いというメリットがあります。
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クラウドのメリットとデメリット
クラウドサービスを利用する3つのメリット
クラウドサービスを利用することで得られるメリットは大きく3つあります。
導入・運用コストの削減が可能
クラウドの反対に、自社のサーバーでソフトウェアを運用するオンプレミス型という方法があります。これは、社内にサーバーを設置する必要があり、サーバー購入費と維持費がかかってしまいます。また、保守点検に人件費がかかってしまいます。
ですが、クラウドサービスであれば、自社でシステムを持つ必要がないうえに、維持をする必要もないため、設備投資費、維持費、人件費を大幅に削減できます。
どこにいてもサービスが利用できるためテレワークなどにも対応できる
クラウドサービスのメリットは、インターネットにさえ接続できればどこからでもサービスを利用できるという点です。そのため、ユーザーがどこにいてもデータの受けわたしが可能になり、「テレワーク」といったさまざまなワークスタイルにも対応できます。
働き方改革が叫ばれるようになり、テレワークのようなワークスタイルは今後ニーズが高まります。クラウドは働き方にも多様性が求められる時代にフィットしたサービスといえます。
メリットだけじゃない!覚えておきたいクラウドサービスのデメリット
クラウドサービスを利用する際は、メリットだけでなくデメリットも確認しておきましょう。システムのデメリットを洗い出すことで、適切なサービス利用に繋げられます。
■セキュリティが弱いものもある
クラウドサービスのなかにはセキュリティ面に脆弱性があるものもあります。特に無料サービスに関してはセキュリティが弱いものが目立ちます。そのためこのようなサービスを利用することで、社外秘のデータなどが外部に流出する恐れもあります。脆弱性の対策には、開発者からセキュリティパッチの提供が必要です。
■自由度が劣ることもある
クラウドサービスの場合、オンプレミス型と異なり自社がシステムを組むわけではありません。そのため、自社の仕様に完全に一致するサービスが受けられるとはいえません。
オンプレミス型であれば、ユーザーが自分たちでシステムを構築する必要があるため、都度、仕様や要望に近づけられる自由度がありますが、クラウドサービスの場合は、この自由度が劣ってしまう傾向にあります。
クラウドサービスの可能性
様々なWEBサービスを利用することが出来るようになり、サービスを利用する手間がかからず必要な時にアクセスしてすぐに使用できる、またはデータをリアルタイムで確認することが出来るなど、インターネットユーザー、企業がフル活用出来るシステムなのです。
今後、時間がかからずに「ビジネスやコミュニケーション」を促進することができる、クラウドサービスの可能性は広がり、それに伴いクラウドファーストの考え方が浸透していくでしょう。
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