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デバンニングとは

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国際物流や越境ECをはじめ、国内物流のモーダルシフトにも求められる、スピーディでシームレスな一貫輸送システム。その最も重要なツールがコンテナです。出発地から到着地まで貨物の積替えをする必要がなく、輸送中の荷痛み防止や統一された規格サイズにより積載率が向上されるメリットがあります。そのコンテナからの貨物出し入れを行う作業がデバンニング、バンニングです。

コンテナからの荷下ろし作業を「デバンニング」といいます。輸入されたコンテナの場合、保税倉庫で行う輸入許可の前か後に行います。荷主または代理人が直接行う場合と、船会社等の委託を受けた物流事業者が行う場合があります。

バンニング、デバニングは、トラックからフォークリフトでコンテナを指定エリアに下ろした後、人海戦術で行われることが多く、輸送中にコンテナ内で貨物の荷崩れや扉を開けた途端に貨物が飛び出してくる可能性もあるため、スピーディで慎重な作業が求められます。

重量物をデバンニングする際はフォークリフトで行われますが、物流業界で人手不足が叫ばれている昨今、物流改善や働き方改革という視点でも省力化や人にやさしい改善が求められています。

「バンニング」とは

デバンニングの対義語で、コンテナ内に貨物を積み込む作業が「バンニング」です。国内外物流シーンの共通点として、積載する際に貨物が長時間に及ぶ過酷な輸送に耐えるよう、隙間のない積載がバンニングに求められています。海外輸出する際、パレットや積み荷に敷くための「ダンネージ材」や荷物を固定するための「ショワリング材」が、熱処理されていることを証明するスタンプ捺印が義務付けられています。貨物の総重量、容積が基準内であるかを確認する必要があります。

バンニング作業終了後、船便を用いて貨物を海外輸送するためのコンテナには、20フィートと40フィートの2種類があります。選択のポイントは貨物種類、形態、数量、容量などとなります。
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「デバンニング」と「バンニング」の料金の相場

デバンニング、バンニングともに荷役料は国土交通省に原価計算書に提出する必要があります。原価計算書を提出しない場合は、標準運賃表(タリフ)をもとに各業者がデバンニング、バンニングの料金が算出、荷主に提示されます。

貨物によって単価は異なりますが、貨物の形状が同じ物の場合、一律の料金設定となります。容積に設定単価を掛ける容積建て荷役料は、入庫料、出庫料ともに1立米につき1000円と設定した場合、容積が0.03m3の貨物を50個なら、1000円×0.03(m3)×50個=1500円となります。

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デバンニングの注意点

デバンニング作業もバンニング同様に人海戦術がメインとなり、作業は常に危険と隣合わせです。発荷主でコンテナ容量いっぱいに貨物を積載するケースが多く、上部のものを取り出す場合は貨物に乗って荷下ろし作業をする必要があります。高所作業による作業員の事故リスクはもちろん、貨物落下などによる事故も気を付けないといけません。

特に夏場のコンテナ内部は高温度になるため、非常に重労働です。貨物形状にもよりますが、ロボットによる省人化や作業省力化のためのパワードスーツ導入などの事例がバンニング、デバンニングの物流現場で増加しています。

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