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MR.スミスのIoTコラム リオ・オリンピックとIoT

  • 2016年08月25日

MR.スミスのIoTコラム リオ・オリンピックとIoT ブラジリアーーーン!!!

夢の様なリオ・オリンピックが遂に幕を閉じたね。この2週間、一生懸命応援して寝不足になっちゃった人も多いんじゃないか?終わってみれば我らが日本は、金12、銀8、銅21と素晴らしい結果だったね!メダル総数41個は史上最多だそうだね。選手たちの戦いに、本当に感動した!心から拍手を送りたい。9月7日からはパラリンピックが控えているから、そっちも楽しみだ!

まぁスミス的にはマスコットキャラのヴィニシウスさんとトムさんがすごく気になるところだよ。あれこそ着ぐるみ界の頂点とも言えるポジションだからね!ここだけの話、次回の東京オリンピックでは密かにそのポジションを狙っているんだ。みんな、よろしくな!

さてそんなオリンピックの開催を裏から支えるために、ICT技術は非常に重要な役割を担っていることは言うまでもないよね。リオ・オリンピックでは、総予算約22.5億ドルのうち20%ほどがICT技術に使われたそうだ。何と4.5億ドル!ワオ!100分の1秒を争う選手たちの技やレースの判定、ビッグデータの蓄積、スマートシティなどその用途は様々だ。その中から、今回のコラムではリオで活用されたIoTの事例をいくつかピックアップして紹介したい。


カヌー
ブラジル代表のカヌーチームは、選手とカヌーのデータをセンシングしてビッグデータとして解析し、パフォーマンスの向上に活用したぞ。選手の心拍をモニターし、さらにカヌーの加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、GPSなどを活用し、ローイング(漕ぐこと)の頻度や強さ、そしてカヌーのロケーションなどをセンシングしてパフォーマンスの改善に努めたそうだ。データの収集基盤としてGEのインダストリアルインターネットプラットフォームが利用されたそうだ。ブラジルはこの競技で銀メダル2つ、銅メダル1つ獲得した。

自転車
英国代表の自転車競技チームは、GPSを活用し、選手のリアルタイムロケーション情報を集め、そのデータをオリンピックのレポーターに提供する仕組みを用意したそうだ。その仕組は選手のトレーニングにも活用されていて、IoTによってより客観的、効率的に選手のパフォーマンスを引き出すことにも成功。自転車のトラック競技では金メダル6個獲得と、その結果は他国を圧倒したね。

ゴルフ
今回116年ぶりにオリンピック競技として復活したゴルフ。そこでは新しいスコアボードが導入された。スコアボードにレーダーの測定システムが実装されていて、選手がティーに乗ったボールを打つと、そのストロークのスピードや推定飛距離、高さなどが表示されるというもの。これは選手というより観客に対するサービスとして導入されたそうだ。面白い試みだね。

スマートシティ
シスコシステム社が推し進めたプロジェクト。競技とは直接関係ないところだけど、例えばブラジル15の都市のマンホールにセンサーを取り付けて、下水の流れに障害は起きていないか、雨が降って溢れていないかなどをセンシングするもの。また旅行者のためにKiosk端末をあちこちに設置し、旅行者同士の交流を促進したり(恐らくSNS的なサービスだと思う)、情報交換のために利用する基盤を提供している。街灯にカメラを設置し、街の安全を向上させる取り組みも行ったようだね。

スマートペイメント
クレジットカードのVisaとブラジル銀行が共同で、アスリートやジャーナリスト3000人に、ウェアラブル型(ブレスレット)の電子マネーペイメントシステムをテスト導入した。オリンピック会場や周辺の店舗に4000台のターミナルを設置して、より便利で安全なショッピング体験に一役買ったようだ。これはNFCを使ったプリペイド型(SuicaやEddyみたいなもの)で、少額決済($14.5以下)であればそのまま使用可能。それ以上になるとPINコードの入力が必要という仕組みだそうだ。 また、ブレスレット型とは別に、指輪型のデバイスも用意されていたみたいだね。指輪型デバイスも仕組みはブレスレット型と同じ。中にはGemaltoのチップが使われたようだ。


ここで紹介した以外にも、様々な競技でIoTの仕組みが利用されていたと思うよ。その用途は様々で、競技の判定のスピードと正確性を向上させるものや、選手のパフォーマンスを最大限に発揮させるためのモニタリングシステム、そして観客に向けたリアルタイムの情報発信など色々だ。

こうして見ると、スポーツの世界でもデータの活用が大いに進んでいるんだね。これまでコーチの経験やあるいは科学的な経験則に頼っていたトレーニングに加え、より客観的なデータを活用することで、これまで以上に効率的に選手のパフォーマンスを引き出すことができるようになってきたのは明らかだよね。

これって製造業なんかで活用されるIoTと似ているよね。熟練工の知見や技術に依存していた製造プロセスを、センシング技術などを活用してデータを徹底的に集めて、より客観的で再現可能な形でより良いモノを作る。本質は同じだよね。

4年後に開催される東京オリンピックでは一体どんなIoTが活躍するだろう?世界最高の競技を楽しむのはもちろんだけど、どんな技術が活用されているのか注目してみるのも、オリンピックの別の楽しみ方かもしれないね。

もちろんスミスはマスコットキャラ目指して今日から厳しい修行を始めるぜ!みんなも応援してくれよな。それじゃあまた次回!

ブラジリアーーーン!!!


情報源:
Rio Olympics 2016: Sensors at full play
Rio Olympics: Sensors, big data to be the next revolution
Visa to trial NFC wearables at Rio Olympic Games

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