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MR.スミスのIoTコラム 夏休みの読書

  • 2016年08月11日

MR.スミスのIoTコラム 夏休みの読書 アメリカーーーン!!!

もう夏休み真っ只中の読者もいるんじゃないかな?Yes!スミスも夏休みを謳歌しているよ!ニッポンの短い夏休み、海に山にみんな色々忙しく過ごしているかもしれないけど、少しまとまった休みの時こそまとまった読書の時間を作って視野を広げておきたいところだよね!Hahaha!たまにはスミスもいいコト言うだろ?

そこで今回のスミスのコラムでは、この夏に是非目を通してもらいたい本を2冊紹介するよ。早速チェケラ!

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『ブロックチェーンの衝撃』(日経BP社、馬渕邦美 監修)
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みんなはもちろん「ブロックチェーン」という言葉は聞いたことあるだろ?ブロックチェーンは仮想通貨ビットコインの核となっているテクノロジーで、「分散型台帳」と表現されているものだ。今世の中に存在している多くのITシステムはいわゆる中央集権型(一つのサーバーに多くのクライアントが繋がるような形)で、その環境を構築するには非常に大きな投資が必要になるし、ホストできるプレイヤーも限られてくる。これに対して「ブロックチェーン」は自律分散型でフラットな情報取引のモデルを構築することが可能であると言われている。

これってIoTの世界にとってとてつもない影響を与える可能性がある技術なんだ。ブロックチェーンによって起こりうる未来のIoTの可能性の話をする前に、今のIoTのアーキテクチャやビジネスモデルを少し整理しておこう。

IoT/M2Mの典型的な使い方って、例えば産業機械なんかだと、各種センサーが機械の稼働状況をセンシングして、そのデータをIoTゲートウェイに集めて、そこからクラウド上にあるアプリケーションサーバーにデータを集約して、ユーザーに見やすい形にデータを加工したり、経営判断に利用するためにビッグデータ分析をするといったようなものがあるよね。あるいはテレメータのように、電気・ガス・水道などのメーターの値が直接公衆無線回線などを介してサーバーに集約される。

これは言ってみればデバイスがクラウドの支配下にある状態だよね。これはこれで有効な場面もあるわけだけど、ブロックチェーンを活用すればデバイスがより自律的かつ分散的に相互にデータのやり取りをすることが可能になるんだ。さらに発展して、事前に合意されたルールに従ってデバイス同士が自律的にビットコインなどの仮想通貨を使って取引を行うことだって可能になる。そうするとIoTの世界もグッと広がるし、利便性も一気に上がるよね。

単にデータが人の手を介さずにサーバーに集まるというだけでなく、ブロックチェーンの仕組みを利用すれば、通常人がやってきた商取引までもが、IoTの枠組みの中で自動化されるポテンシャルがあるんだ。これによって失われる職業もあるかもしれないけど、地球上に生み出される価値の総量は格段に大きくなる可能性はあるよね。

まだまだ研究段階だけど、だからこそ今からしっかり理解を深めておきたいね。ブロックチェーン、スミスも真剣に取り組もうと思っているよ!


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<インターネット>の次に来るもの – 未来を決める12の法則(NKH出版、ケヴィン・ケリー 著、服部桂 訳)
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これ、まださわりの部分しか読んでないんだけど、かなりHOTな予感がするよ!ここには「今後30年を形作ることになる12の不可避なテクノロジーの力について」述べられている。

興味深いのは、12の不可避なテクノロジーを非常に大きな流れとして見ていること。30年後の具体的なテクノロジーなんてきっと誰も予測できっこないよね。例えば声を遠くまで届ける「電話」というテクノロジーが生まれたのは「不可避」的なことだったけど、アイフォンがその一翼を担うことは予測不可能だったよね。

そういったテクノロジーのトレンドや変化を、以下の12の章立てで説明している。

    1: Becoming
    2: Cognifying
    3: Flowing
    4: Screening
    5: Accessing
    6: Sharing
    7: Filtering
    8: Remixing
    9: Interacting
   10: Tracking
   11: Questioning
   12: Beginning

スミスはまだ読み始めた段階だから、この本の内容についてあまり多くは語れないけど、印象深い一節を紹介しておきたいと思う。

「現在の生活の中のどんな目立った変化も、その中心には何らかのテクノロジーが絡んでいる。テクロノジーは人間性を加速する。テクノロジーによって、われわれが作るものはどれも、何かに<なっていく (Becoming)>プロセスの途中にある。あらゆるものは何か他のものになることで、可能性から現実へと攪拌される。すべては流れだ。完成品というものはないし、完了することもない。決して終わることのないこの変化が、現代社会の中心軸なのだ。
常に流れているということは、単に「物事が変化していく」以上の意味を持つ。つまり、流れの原動力であるプロセスの方が、そこから生み出される結果(プロダクト)より重要なのだ。(中略)われわれの新しい時代には、プロセスがプロダクトを凌駕するのだ。」

これってまさにモノづくりの終焉だし、IoTやインダストリー4.0が今まさに目指そうとしているところな気がするよね。

この本が伝えようとしていることは、今後30年の間に破壊的な変化をもたらすテクノロジーの流れという大きな視点だ。IoTはその一部でしかないけど、重要なトレンドの一つとして取り上げられているから、是非手に取ってこの夏の間に読んでみて欲しいと思っているよ。今すぐ役に立つわけじゃないかもしれないけど、この先を見通す上でとても重要な思考の柱になり得る良書だとスミスは思うよ。

というわけで、今回紹介した2冊、興味があれば是非読んでみてくれよな。スミスと一緒によく遊び、よく学ぼうぜ!スミスは近頃ワイフに遊びすぎだと怒られてるけどね。Hahaha!

じゃ今日はこの辺で。
アメリカーーーン!!!

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