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MR.スミスのIoTコラム キラーアプリ『Pokémon GO』にみる技術と可能性

  • 2016年07月28日

MR.スミスのIoTコラム キラーアプリ『Pokémon GO』にみる技術と可能性 アメリカーーーン!!!

待ちに待った夏だね!みんな夏の予定はもう立てたかい?スミスは汗だくになったキグルミを陰干ししようと思っているんだぜ。Hahaha!そして中の人は軽やかに海へGO!だ。

GO!と言えば、『Pokémon GO』はもうやってみたかい?スマホ画面を見ながら歩いてる人のほとんどは『Pokémon GO』をやりながら歩いてるんじゃないかってほど、一気に広がったよね。ウワサじゃ ユーピーアール 周辺ではスミスとDONが現れるとか?Hahaha!!!見つけたらどんどん捕まえてくれよな!

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キラーアプリ『Pokémon GO』にみる技術と可能性
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『Pokémon GO』のおかげで引きこもりがちだったのが外を出歩くようになったとか、これまで行かなかったようなところまで歩いて出かけてみるようになったとか、色々な話を聞くよね。スゴイのはゲームが物理的にヒトを動かしてしまっているところじゃないかな。

そもそもマーケティングの目的のひとつは、人の購買意欲を刺激して、お店に足を運んでもらうような施策を考えることだよね。マーケティングの専門家が知恵を絞って考えてもそう簡単に人は動かない。だけど『Pokémon GO』は社会現象になるくらい人が大勢動いているよね。まさに民族大移動!

言うまでもなく、『Pokémon GO』に使われているのはGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)とAR(Augmented Reality、拡張現実)というテクノロジーだ。測位技術の発達は様々なサービスを生み出しているよね。今回はこうした位置情報を活用したビジネスについて少し考えてみたいと思う。

まずGPSと言って真っ先に思い浮かぶのはコマツのKOMTRAX。建機にGPSモジュールと通信モジュールを搭載して、今どこで稼働しているのかが分かるようになっている仕組みだね。出回っている建機のステータスが把握できるだけじゃなく、様々なサービスの展開に繋がっているよね。

それからフリートマネジメントなんかもそうだね。モノを運ぶトラックが今どこにどんな状態であるのか?適切な配車サービスを実現するためにGPSによるロケーション技術は活用されているよね。ユーピーアールも『なんつい』はじめ位置情報サービスを提供しているよ。

物流といえば、これからはドローンが自動的にモノをヒトの家まで配達するようになる時代がすぐそばまで迫っているよね。Amazonはもちろん、楽天もその市場を虎視眈々と狙っている。ゴルフ場のコースにいるプレイヤーのところまでドローンが食事を運んだなんていう実験が成功したニュースは、記憶に新しい。

このように測位技術を活用したビジネスは多岐にわたるし、まだまだ発展の余地も大きそうだね。ちなみに豆知識なんだけど、GPSは元々軍事用にアメリカで開発された技術なんだけど、当初民間利用にはあえて「誤差」を発生させるような操作が行われていたんだ。2005年にはその操作も解除されたんだけど、当時のGPSの精度は数十メートル程度だったようだね。これじゃとてもポケモンを捕まえられないよね。誤差を発生させる操作が解除されてからは、10メートル程度の精度まで上がっている。

それでもまだまだ精度としては不十分だよね。だからDGPS(Differential GPS)と呼ばれる技術などで精度を補ったりしている。DGPSというのは予め位置の分かっている固定された基地局などでGPS信号を受け取り、その位置情報を利用して誤差を打ち消そうとするものだ。これで大体数メートル程度まで誤差は解消されるんだ。

これに加えて、携帯電話の基地局の情報やWiFi基地局の位置情報なども合わせて計算して、より高い精度の位置情報を取得できるようになるんだね。ひとくちに位置情報といっても様々な技術が複合的に使われているんだぜ。

『Pokémon GO』はスマホで動くものだから、スマホで受信できるGPSの位置情報に加えて、携帯基地局の位置情報、そしてWiFiの位置情報を合わせて、今ポケモントレーナーがどこにいて、ポケモンやポケストップがどこにあるか、なんて情報を地図に表示させているんだね、恐らく。

電波をフル稼働させているから電池の消費も激しくなる。だから今Amazonではモバイルバッテリーが飛ぶように売れているそうだ。一つのゲームが別の産業も活性化させているんだよね。これってスゴイと思わない?

電池だけじゃない。珍しいポケモンが見つかるところには人が集まってくる。だからマクドナルドなんかはそこに早速目をつけて、『Pokémon GO』を集客のツールに利用しているよね。

恥ずかしながらスミスは、こんなの単なる子ども向けのゲームだろうなんて甘く見ていたけど、『Pokémon GO』を中心に様々な産業が活性化している現実を目の当たりにして驚いているよ!

これといって目新しい技術が使われているわけでもないところもポイントだね。工夫次第で落ち込み気味の消費も刺激されるし、何より人は面白いと思うことには素直に反応するものなんだと改めて実感したよ。

これはある意味GPSという技術を活用したキラーアプリだよね。これからきっと周辺のビジネスも盛り上がってくるんだろうね。イマイチ軌道に乗れないウェアラブル機器なんか、『Pokémon GO』と絡めると面白いんじゃないかと思うよ。例えばスマートグラスとかね。スマホの画面を見ながら歩きまわる、いわゆる「ながらスマホ」が原因の事故が問題になってるけど、スマートグラスを活用すればこういった事故もきっと減るだろうしね。

やっぱりアイディアとビジネスモデル次第で新しい市場はまだまだ創れるんだなぁと、『Pokémon GO』をやりながら改めて思ったスミスだよ。

じゃ、ポケモン探しに行かなきゃ行けないから今日はこの辺で!

アメリカーーーン!!!

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