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MR.スミスのIoTコラム インダストリー4.0の導入を成功させる3つのステップ

  • 2016年07月14日

MR.スミスのIoTコラム インダストリー4.0の導入を成功させる3つのステップ アメリカーーーン!!!

前回前々回とインダストリー4.0のことを紹介したね。今回はこんな記事を紹介して仕上げにしたいと思うよ。

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インダストリー4.0の導入を成功させる3つのステップ
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この記事はシュナイダーエレクトリック社のVP、Martin Stephenson氏がカナダで開催されたビッグデータ&M2Mサミットで発表したものだ。


Step 1: まずはマネジメントの同意を得る

インダストリー4.0への移行には、そのアドバンテージに対する幅広い理解が必要になる。すなわち、インダストリー4.0を実装する前に現場のマネジメント層がそのコンセプトをしっかり理解した上でゴーサインを出さなきゃいけないよね。当たり前といえば当たり前だけど、まずはこのコンセンサスが無いとプロジェクトは失敗に終わる確率が非常に高くなる。

インダストリー4.0に関する議論の多くは、現場がこれまで培ってきた文化が変わることであるとか、自動化からクラウドベースのサービスへの転換やシステムの相互運用性にまつわることだ。従って経営層のサポートを得る事が極めて重要で、現場のリーダーがインダストリー4.0の本質を理解していなきゃいけない。

自社の生産ラインを最も理解しているのが現場のリーダーだから、インダストリー4.0がビジネスにどういうインパクトを与えるか、彼らが最もよく分かっているはず。またインダストリー4.0導入による自動化やスマート化は、省人化にも繋がりうるわけだよね。つまり自分の職を失う人が出てくる可能性もあるわけだから、なおさらマネジメント層の賛同とサポートが無いと、前に進めることは困難だ。


Step 2: OTとITをきちんと繋ぐ

現場側の技術(OT: Operational Technology)と、ITサイドのテクノロジーの間には得てしてなかなか埋まらない溝がある。ここをうまく繋ぐのが、インダストリー4.0を成功に導く重要な要素だ。

これはインダストリー4.0のプロジェクトに限らず、一般的な産業向けIoTプロジェクトにも言えることだよね。多くのIoTプロジェクトはITサイド、つまりビッグデータとかクラウドとか、BIとか機械学習とか。日本でもシステムインテグレーターやクラウドベンダーなんかが盛んにIoTを売り込んでいるよね。だけど往々にして彼らはOTサイドの技術をあまり意識していないことがあるんだ。現場で実際に稼働している装置や機械から具体的にどういうデータをどのように取ってくるかとか、どんな産業向けプロトコルが使用されているのかとか。

インダストリー4.0プロジェクトを成功させるには、ITサイドとOTサイドのテクノロジーはまさに車輪の両輪とも言えて、これがきちんと統合されないと前には進まない。

だから両者の責任者同士できちんと会話させ、例えば定期的なワークショップを開催するなどして、インダストリー4.0の実現は両者がきちんと責任を共有して進めないと絶対にうまくいかないよね。

Step 1と同じように、ここでもやはりヒトが重要なカギだ。


Step 3: スモールスタート

自動化やアナリティクス、ビッグデータなどといったインダストリー4.0の要素の有効性を測るには、いきなり大きな投資をする必要は無い。小さく初めてその効果や問題点を測定しながら進めることがポイントだ。

言うまでもなくインダストリー4.0というのは、製造ラインだけでなく、製造されるモノを取り巻くあらゆるものやプロセスに影響するものだよね。だから完全移行する前に小さく始めて、自分たちにとって何が足りないのか、どうカスタマイズすべきなのか、完璧に理解することが重要だ。

一口にインダストリー4.0と言っても、適用する業界によってその実装方法は様々だよね。例えば飲料業界では既に相当なレベルでの自動化は完了しているけど、マイニングや農業なんかだと、そのプロセスは20年前からさほど変化は無い。これらを十把一絡げに同じように進めるわけにはいかないよね。

だから、様々な業界でも活用できるようにかなり抽象化の進んだインダストリー4.0という仕組みやアーキテクチャと言っても、業種ごとに、さらに言えば同じ業種でも文化やプロセスが異なる環境においては、その実装は慎重に行うべきだ。


以上が、インダストリー4.0の導入を成功させる3つのステップ。技術的というよりも、より政治的というか、組織やヒト、文化の変化に備えるためのプロセスが中心だったね。やっぱりそこが一番重要な部分だし、また変えていくことが困難な部分だからね。

技術的な革新や標準化などが脚光を浴びがちなインダストリー4.0だけど、中心にあるのはやっぱりヒトってことだよね。

インダストリー4.0にまつわる話が連続したけど、どうだったかな。生産の効率化とか自動化なんかに注目しがちだけど、思ったよりヒトに優しい仕組みだと思わないかい?インダストリー5.0ではヌイグルミにも優しい仕組みを提唱して欲しいと、スミスは切に願っているよ。Hahaha!

それじゃあ今日はこの辺で。また次回のコラムを楽しみにしててくれよな。
アメリカーーーン!!!

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