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【有限会社ピーアンドビー様】携帯電話を利用した修学旅行の位置管理【IoT導入事例】

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  • 設 立:平成元年4月
  • 資本金:300万円
  • ホームページ : http://nmdsnpb.co.jp/

 

IoTに使われる2つの通信手段

IoTを活用したサービスには、主に2つの通信手段が使われています。

  • 3G、LTE/4G、5Gなどの携帯電話通信網

携帯電話通信網(移動通信システム)とは、スマートフォンやフィーチャーフォン(ガラケー、ガラホ)で利用できる無線通信ネットワークです。

2000年代に登場したデジタル通信規格の3Gを始めとして、100Mbps以上の高速通信を実現した4Gや、3Gから4Gへの移行の過程で生まれたLTE(モバイルWi-Fi)、さらには2020年に商用化がスタートした次世代通信規格の5Gが活躍しています。

IoTシステムに携帯電話通信網を使うメリットは、利用可能なエリアが幅広い点です。平成30年度の総務省の調査によると、800MHz帯や900MHz帯を使う3GやLTE/4Gの人口カバー率は、携帯キャリアにかかわらず98%に達しています。[注1]

平成30年4月より4G向けの1.7GHz帯や3.4G帯の追加割割当てもスタートしており、日本全国で高品質な通信網を利用可能です。修学旅行などで、田舎や地方に生徒を引率する場合でも、ほとんどのエリアで電波が届きます。

[注1]総務省:平成30年度 携帯電話・全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果及び評価結果の概要[pdf]

  • WiFi、BLE、LPWANなどのワイヤレスLAN

ワイヤレス(無線)LANとは、有線のLANケーブルを使用しない無線通信ネットワークの総称です。

無線LANには、町中の至るところで使えるWi-Fiのほか、Bluetooth 4.0の規格の1つであるBLE(Bluetooth Low Energy)や、比較的広域の無線通信が可能なLPWA(LPWAN:Low Power Wide Area)などがあります。

近年注目を集めるのが、LPWAを始めとした広域無線LANです。通信速度は低速(ナローバンド)ですが、数百メートル単位での長距離伝送が可能で、なおかつ低コスト・低消費電力です。

スマート工場やスマート農場など、広大な敷地に多数のIoTデバイスを設置するタイプのIoTシステムに採用されています。

IoTシステムが使う通信手段とデータ形式の関係

IoTシステムに限らず、デバイスをインターネットにつなぐ場合、IP(Internet Protocol)という通信プロトコルを利用します。

BLEやLPWAを始めとしたナローバンド無線の場合、通信手段によって扱えるデータ形式がバラバラのため、ゲートウェイ(アクセスポイント)を活用し、IPパケットに変換しなければネットワークに接続できません。

しかし、3G、LTE/4G、5Gなどの携帯電話通信網はIPプロトコルを使うブロードバンド無線です。モバイル端末さえあれば、キャリアの違いにかかわらず、シームレスに外部ネットワークへ接続可能です。

課題

教育旅行(就学旅行)向け携帯レンタルサービスのサービス向上のために位置確認サービスを検討していた

 

要素技術・役割分担

  • デバイス:スマートフォン、ガラケー、ガラホ
  • ネットワーク:各キャリアのネットワーク
  • クラウド:ユーピーアールのパッケージASP「e-Location/EX」

 

ユーピーアール選定ポイント

  • 多数の顧客にさらに多数の学生がいるため、グループ設定が容易にできるシステムが必要であった
  • ユーピーアールの位置情報パッケージe-Location/EXの使用が先方の運用にマッチしていた
  • ユーピーアールがカスタマイズを容易に実現する体制であったため

 

導入の効果

  • 学校向けアカウントの割り当てやグループ設定が容易にでき、繁忙期の事務作業が軽減した
  • UIが利用しやすく、教員(利用者側)の満足度が上がった
  • 接続デバイス(携帯電話)の管理が容易なつくりになっているため繁忙期、閑散期のボリュームをあわせやすくなった
  • システムのカスタマイズを検討しやすくなったため、顧客の意見を反映しやすくなり、サービスの幅が広がった

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